RACKET LABOhttps://racket-labo.com【道具を科学する】テニス総合インプレサイトTue, 09 Jan 2024 15:50:39 +0000jahourly1https://racket-labo.com/wp-content/uploads/2020/11/cropped-RACKETLABO-ぺんてぃ-32x32.jpgRACKET LABOhttps://racket-labo.com3232 145572546TOROLINE|プロハイブリッド(WASABIシリーズ)|インプレhttps://racket-labo.com/wasabi-x-toroline/https://racket-labo.com/wasabi-x-toroline/#respondSat, 13 Jan 2024 01:00:54 +0000https://racket-labo.com/?p=9021

珍しい「パッケージ型ポリハイブリット」商品としてリリースされる「プロハイブリッド(WASABIシリーズ)」 縦糸に四角形ワサビ123ゲージ×横糸にエーテル123ゲージの丸型版を採用したハイブリッド 縦糸で引っかかりを強く ... ]]>

プロハイブリッド(WASABIシリーズ)評価
柔らかさ
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パワー性能
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スピン性能
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テンション維持
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コスパ
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使用優先度
(3.0)

珍しい「パッケージ型ポリハイブリット」商品としてリリースされる「プロハイブリッド(WASABIシリーズ)」

縦糸に四角形ワサビ123ゲージ×横糸にエーテル123ゲージの丸型版を採用したハイブリッド

縦糸で引っかかりを強くし、横糸で柔らかさを求める「ポリハイブリットの定番」セッティングです

≪プロハイブリッド(WASABIシリーズ)≫  

  • ワサビの強みを出しつつ、硬さを緩和
  • 面のたわみ量を、張りで調整(必須)
  • しなりの強いラケットに合わせたい

ぺんてぃ

ボールを潰しやすく、パワフルな球質が特徴!

本記事では「プロハイブリッド(WASABIシリーズ)」の使用感と、他モデルとの比較についてまとめてみました!

TOROLINEを見る

プロハイブリッド(WASABIシリーズ)|インプレ

『リアル』な使用感…

  • 打感は丸型で、飛びはワサビ
  • 123ゲージだからか、球がパワフル
  • ブロック系のショットがやや固い

WASABIの飛び感そのままに、丸型エーテルの打ち応えを感じます

縦糸のワサビの使用感が強めで「四角形状」独特のぶっ飛びづらさ、フラットドライブ系の球の伸びが特徴です

横糸のテンションを落とした方が、ボレーやスライスは更に打ちやすくなりそうでした

ぺんてぃ

似ているモデル ↓

柔らかさ:★★☆☆☆

  • ガチっとしたハリのある打感
  • 早いスイング:やや柔らかめ
  • 遅いスイング:硬め

四角形状のポリらしさが前面に出た、遊びの少ないはっきりした打感

ただワサビ単張りよりも個人的には使いやすく、しなりの強い柔らかいラケットに合わせたいと思いました

いつもの張りよりも全体的に柔らかめに、かつ横糸を更に下げた使用がオススメ

ぺんてぃ

横糸の丸型エーテルいい味出してる!

パワー:★★★☆☆

  • ガット単体のパワーは標準的
  • バウンド後に滑るような伸びがある
  • フラットドライブ系の人向き

標準的なポリらしい飛びで、しっかり振って使うのを前提としたストリング

ボールを食い込ませるほど「失速感の少ない伸び」が感じられ、思っている以上に相手を差し込ませられたタイミングが多かったように感じます

ワサビ単張にない、バウンド後の伸びこそが本セッティングの最大のメリット!

ぺんてぃ

縦横42Pで張ったけど、横糸を落とした42×40Pとかにしたらもっと手軽に伸びを再現できそう

スピン:★★★☆☆

  • 粘って落ちる、独特の球筋
  • 引っ掛かりは強くない
  • 転がすより、潰すスピン

厚く当て、必要なだけ回転をかけたい人に合う「粘り感」が特徴

擦ってかけるグリグリ系とは対極で、自分の打ちたいボールスピードにあわせただけの回転量を引き出しやすいイメージ

ピュアドラみたいな中厚系より「薄ラケ」に合わせやすい性能です

ぺんてぃ

アホみたいに引っ掛かるわけではないんだけど、なんかこうググッて落ちてくれる感覚。伝わるかな??

性能維持:★★★★★

  • 縦糸が削れず、長持ちする◎
  • 切断耐久も良い
  • 長期間それなりに使える

時間経過で伸びはしているはずなのに、なぜか大きな劣化を感じず使い続けられました

フレッシュなガットの動きはもちろん、縦糸の角が最後の最後までも耐えてくれ「コスパ」的には非常に良く感じました

ハイブリッドなのに短期間で大きくズレない使い勝手は、アマチュアにもとても嬉しい要素です

ぺんてぃ

ポリ×ポリでここまで劣化を感じないのは、本当に珍しい使用例だよ!

TOROLINEを見る

プロハイブリッド(WASABIシリーズ)|比較

≪プロハイブリッド(WASABIシリーズ)≫ の立ち位置

  • ポリ×ポリ「初挑戦」にも良い
  • 必要に応じて、別コンビへ
  • 単張の良さも再認識できる

「プロハイブリッド(WASABIシリーズ)」は普段ポリを使っている方なら、十分試す価値はあると思います

理由としては「①コンセプトがわかりやすい、②劣化しづらいため腐りづらい、③今後の方向性を把握しやすい」ことがあげられます

ポリ×ポリを追求するのか、単張りで性能を追うのか「自分の好み」を把握しやすいのも推せるポイントです

WASABI グリーン|TOROLINE

【TOROLINE|ワサビ・WASABI|インプレ】硬すぎる…?緑色の四角形ポリ

個人的には固くて苦手だった「WASABI」単張りは、より安定志向な方向け

プロハイブリッド(WASABIシリーズ)以上に遊びが少なく、打てば打っただけの使用感を「多角形ポリ」で再現できるメリットがあります

特に低いテンションで使い勝手のよいポリを探している方にどうぞ

ぺんてぃ

同じ四角形内でポリ単を探すなら、次に出てくるエーテルの方がオススメ!

エーテル|TOROLINE

【TOROLINE|エーテル 120|インプレ】細ポリらしからぬ打ち応え、高いコントロール

遊びが少ない四角形ポリらしさと、鋭角感を抑えた打感を両立する「エーテル」

飛びすぎない安心感はもちろん、嫌な硬さが取れた打感のため自分からもっとスイングしたくなる秀逸ストリングです

国内トロライン契約選手内の評価も高く、四角形×単張りなら「個人的にも」エーテルがオススメです

ぺんてぃ

ピュアドラみたいな飛びの良い中厚系に合わせやすかったというのも良かった!

キャビア|TOROLINE

【トロライン】キャビア|インプレ・レビュー

TOROLINE内で単張りを探すなら「キャビア」を選ぶのもオススメ

六角系ポリで適度な引っ掛かり・飛びを感じやすく、海外選手使用率はキャビアが最も高いです

どのフレームにも合わせやすく、トロラインで最もバランスに優れたポリです

ぺんてぃ

パワーのあるフレームに特に合わせやすいよ!

TOROLINEを見る

プロハイブリッド(WASABIシリーズ)|レビュー

普段ポリを使っていて、ポリハイブリッドに興味がある方は一度使ってみても良いと思います

ただいつも通りのテンションで張ると「ガットのたわみが少なくて、硬く感じやすい」ので、10%程度テンションを落とすのがオススメ

トロラインを初めて使う方の導入にも勧めやすいストリングです

プロハイブリッド(WASABIシリーズ)評価
柔らかさ
(2.0)
パワー性能
(3.0)
スピン性能
(3.0)
テンション維持
(4.0)
コスパ
(5.0)
使用優先度
(3.0)

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ぺんてぃ

クーポンコード「penwasabi」で10%割引!最大20%割引で購入できるので、良かったら試してみてね!

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HEAD|BOOM MP 2022|インプレ「新定番24mm厚の良さが凝縮」https://racket-labo.com/boom-mp-2022/https://racket-labo.com/boom-mp-2022/#commentsTue, 18 Jul 2023 17:21:07 +0000https://racket-labo.com/?p=7459

旧ラジカルMP後継スペックで、コントロール×適度なパワーで万人ウケを狙った『ブーンMP 2022』 「2013~2019」のラジカルMPの振り抜き感を残しながらも、カンカンしない打ち心地と飛びすぎないがサポート感ある飛び ... ]]>

BOOM MP 2022 評価
柔らかさ
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パワー性能
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スピン性能
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コントロール
(3.0)
人気注目度
(4.0)

旧ラジカルMP後継スペックで、コントロール×適度なパワーで万人ウケを狙った『ブーンMP 2022』

「2013~2019」のラジカルMPの振り抜き感を残しながらも、カンカンしない打ち心地と飛びすぎないがサポート感ある飛びがウケています

ジュニア~ベテラン・レディース層まで、使用可能範囲の広いフレームに仕上がっています

≪ BOOM MP 2022 ≫ 

  • 軽い振り抜き感が最大の強み
  • パワーはあるが飛びすぎない
  • 競技者には「プロ」推し!

ぺんてぃ

違和感の少なさが印象的だった!

スペック以上に軽く感じるくらい、振り抜きが良い!!

本記事では「ブーンMP 2022」の使用感と、他モデルとの比較についてまとめてみました!

【HEAD】BOOM MP 2022|インプレ

『リアル』な使用感…

  • 弾かないのに飛ぶのが「新鮮」
  • 打てば打つほど、しなる感覚
  • 振れすぎる→逆に、少し不安定

スイングスピードを上げすぎず、軽いスイングでも伸びのあるボールを打ちたいプレイヤー向け

ボールを叩き潰すように打つよりも、ガットのたわみ・シャフトの食いつきを感じながら打てるようにスイングした方が「安定感も伸びも」あるボールが打てます

セッティングでは「高めの剛性(硬めの張り上がり)」を意識できると、使いやすく感じました

ぺんてぃ

似ているモデル↓

スペック

  • 基本重量:295g
  • フェイス:100inch²
  • バランス:320mm
  • フレーム厚:23.5-24-23.5mm
  • フレックス:RA64
  • SW:318(ガット有)
  • 長さ:27inch
  • パターン:16/19

デザイン

柔らかさ:★★★★★

たわみ・しなりの2軸で、柔らかさを感じられる数少ないフレーム

軽く当てると面がたわみ、強く当てるとシャフトのしなりが強くなります

ガットを少しハードめにすることで「柔→適切」な剛性感を探していきましょう

ぺんてぃ

ガッチガチの硬くて安めのポリを張っても、すごい柔らかった!

パワー:★★★★☆

申し分ない、適切なパワーサポート

無理なく捌けるくらいのラリーテンポであれば、飛ばなくて困ることは基本的にありません

急激にショットスピードを上げたい時だけ、若干飛ばないため「★4」にしました

ぺんてぃ

地方~全国大会をかけて戦う競技レベルだと、柔らかさが過剰すぎるかも

その場合、同じように振り抜きがよい「PRO」がオススメ!

スピン:★★★☆☆

引っ掛かるフィーリングは少ないものの、スピンの掛かり自体は良いです

抜けたかも…と思ったボールが収まってくれるくらいには掛かるので、スピンの掛けやすさを求めない方には問題ありません

ショット軌道が直線的に出やすいので、意図的な打ち分けは必要です

ぺんてぃ

特にフォアのスピンと、バックボレーの軌道コントロールが気になったから「★3」

バックのスライスは打ちやすかったよ!

BOOM MP 2022|比較

≪BOOM MP 2022≫ の立ち位置

  • 万人ウケする定番モデル!
  • どちらかというとライト層向け
  • カスタム前提に使うと良さそう

誰にも勧めやすい良作である一方、個々に合わせた調整もしてほしいのが本音

使い手によって「張るべきガット」が大きく異なるタイプで、裸で使うには少しスイングバランスが偏重しているようにも思います

安易に柔らかいガットを選ばずに、硬め・太めのガットを意識してみてください

ぺんてぃ

もちろんまずはお気に入りのガットを張ってOK!!

それで物足りなく感じたら、少しづつハードスペックに仕上げていこう!

ラジカルMP 2019|HEAD

【HEAD】ラジカルMP 2019 インプレッション

旧ラジカルMPから移行できない、ラケット難民の方が選ぶべき正当な移行先こそ「BOOM」

良くも悪くも暴力的な「反発感」が薄れてしまった点は残念ですが、安定感やオフショット時のパワーを考えると目を瞑れると思います

ラジカルの面ブレが気になってた方は、グリップサイズをあげたブーンを選ぶのもオススメ

ぺんてぃ

↑ピンポイントなアドバイスになるけど、バボラ・ヨネックスのG2が好きなら「HEADはG3」がオススメ!

クラッシュ100|Wilson

【ウィルソン】クラッシュ100をインプレ!ツアーよりも扱いやすいバランス?軽いが打ち負けないベース機種

最初ほど人気はありませんが、BOOM MPに似たラケットを使ってみたいなら「クラッシュ100」

同様に「ハイパーG」や「キャビア」のような、多角形でボールを削って回転を掛けれるポリと合わせた方が打ちやすかったです

「ブーンMPよりブレづらい」点こそ、クラッシュ100の強みです

ぺんてぃ

少し重めが使える方は、クラッシュではなく迷わずブーンPROがオススメ!

クラッシュシリーズは、100や100より軽いモデルの方が完成度が高い!

ブイコアプロ100|YONEX

YONEX|ブイコアプロ100 2022|インプレ 評価 レビュー

「ブーンMP or プロ」かで迷ってる方は「ブイコアプロ100」を触ってみましょう

似た感じで安定感が欲しいならブーンプロ、快適感が欲しいならブーンMP、どっちつかずならブイコアプロ100でOK

スペックで決めるより「実際に遂行したいプレー内容」で決めるのもオススメ

この「3択」で決めるなら…

  • 安定感重視。しばいて勝つ→BOOM PRO
  • ぬるっとミスを誘う。いぶし銀→BOOM MP
  • 初速で打ち抜く。パワー重視→ブイコアプロ100

ぺんてぃ

少し重めが使える方は、クラッシュではなく迷わずブーンPROがオススメ!

クラッシュシリーズは、100や100より軽いモデルの方が完成度が高い!

HEAD BOOM MP 2022|レビュー

SNSを中心に「良い評価」を集めている傾向の強い「BOOM」シリーズ

過剰すぎないパワーアシストに加え、適当に打っても勝手に飛びを抑え込んでくれる「柔らかさ」が人気の理由です

黄金スペックにない安定感を求めたい方、バックハンドやボレー時のパワーを求めたい方は使ってみてください!

ぺんてぃ

BOOMは、本当に万人に勧めやすい高バランスのモデルなんだ!

デザインも今風でかっこいいよね!

BOOM MP 2022 評価
柔らかさ
(5.0)
パワー性能
(4.0)
スピン性能
(3.0)
コントロール
(3.0)
人気注目度
(4.0)

最安値はこちらから

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柔らかいガットのホント。材質と打感は一致しない?|テニスhttps://racket-labo.com/soft-strings-trap/https://racket-labo.com/soft-strings-trap/#respondTue, 11 Jul 2023 19:21:19 +0000https://racket-labo.com/?p=8999

本記事では「柔らかいガットの特性」と「陥りやすい柔らかさの落とし穴」についてまとめています 柔らかいガットの特性 一般的に「柔らかい」とされるガットには、下記の効果を期待します 柔らかいガットへの期待 ■ 「柔らかいガッ ... ]]>

本記事では「柔らかいガットの特性」と「陥りやすい柔らかさの落とし穴」についてまとめています

ぺんてぃ

「柔らかさ」って、実は人によって感じ方が違うって知ってた?本記事で本当の「柔らかさ」について知っていってね!

柔らかいガットの特性

一般的に「柔らかい」とされるガットには、下記の効果を期待します

ぺんてぃ

世界的に見ると日本人は特にホールド感を好む民族らしく、柔らかいとされるガットが好きな大きな理由だよ

柔らかいガットへの期待

「柔らかいガット」への期待

  • 柔らかい手応え
  • 優しい衝撃感
  • 高いホールド感
  • コントロールしやすい

材質的に、柔らかいガット

材質的に「柔らかいガット」の特性

  • 軽い力でも、面がたわむ
  • 前に飛ぶ力は、弱い
  • ガットが伸びやすい

材質的に「柔らかい」ガットは、受け止める力が強いのが特徴です

弱い力で面がたわむということは、相手のボール・自分のスイングスピードが鋭ければ鋭いほど更にガット面は大きくたわみます

たわんだガット面が戻ってくれれば鋭いボールの射出に繋がりますが、戻らない場合は前方向にエネルギーが乗りません

競技強度が高くなればなるほど、飛ばない性質のガットになります

 

評判的に、柔らかいガット

「柔らかい」と評判なガット

  • ホールド感を感じやすい
  • 飛びが良い
  • ↑2つは正反対の性質

「柔らかい」と評判のガットも、正反対の評価を持つケースがあります

それは、それぞれのユーザーによって「ホールド感が強いから柔らかい」と感じる人と「飛ぶから柔らかい」と評価する人の2パターンがあるからです

ちなみに過去ウイルソンの調査記録で、実際の材質的な柔らかさではなく「飛びの良さ」を柔らかさと判断している人が多い傾向にあるとのデータがありました(※過去データ見つけられなくて申し訳ないです)

柔らかさを追求するには、自分が「ホールド重視派」と「飛び重視派」のどちらで判断する傾向があるかを調べなければなりません

 

どっちの柔らかさ派?

「ホールド重視派」はガット面のたわみ量、「飛び重視派」はガット面の復元力が重要になります

それぞれどちらの派閥かわかれば、追求すべきセッティングの性質を絞っていくことが出来ます

チェック方法

■ ハイブリットでチェック!

  • 縦ポリが柔らかい→ホールド重視派
  • 横ポリが柔らかい→飛び重視派

「ホールド派」or「飛び派」のどちらかを調べるためには「ハイブリット」を使えば簡単にわかります

「ナチュラル(ナイロンでも可)×ポリ」のハイブリットを試し、縦ポリパターン・横ポリパターンのどちらがより柔らかいと感じたかで判断しましょう

ぺんてぃ

縦ポリは飛びを抑えやすいセッティング、横ポリはたわみを抑えてボールを飛ばしやすいセッティングだよ!

ホールド派 × 柔らかさ

  • 材質の柔らかさ 重視
  • たわみの大きさ 重視
  • 伸びのあるガットが ◎

「ホールド感の強いナイロンマルチ」「ソフトな打感のポリ」と相性が良いです

具体的にはナイロンだとポリウレタン材質「XONEバイフェイズ」や「エクセル」、ポリだとソフトな打感に定評のある「ポリツアープロ」やプロ御用達の「アルパワー」、ポリエチレン材質の「ポリファイバー製」ガットから選びましょう

ぺんてぃ

たわみを大きくしたい方が出来る施策としては、横糸のテンションを下げるのも有効だね!

横糸のテンションを落とすとどうなるか|テニス

飛び重視 派 × 柔らかさ

  • 弾きの良さ 重視※
  • 弾力のあるガットが ◎
  • 必要に応じて「硬め」を選ぶ

「弾きの強いナイロンモノ」「飛びの良いナイロンマルチ」「標準~硬め材質のポリ」と相性が良いです

具体的にはナイロンモノだと「ミクロスーパー」、ナイロンマルチだと「ラクシアバイト」やダンロップの「アイコニックシリーズ」が該当します

飛びのよいポリだと「ポリツアーレブ」をベースに、標準的な硬さを持つ「RPMブラスト」→「アウトブレイク」→「レーザーコード」等順に硬いポリを試していっても良いと思います

スイングスピードが速い選手は「硬いガット」の方がパワーロスが少なくなったり、ボールの潰れ感により「強い柔らかさ」を感じられることがあります

ぺんてぃ

基本的には縦横同じテンションがオススメ!

もう少しパリッと飛ばしたい方は「横糸をあげる」選択もいいね!

横糸のテンションを上げるとどうなるか|テニス

まとめ:柔らかさの基準

  1. 柔らかさは「個人差」がある
  2. ホールド重視と飛び重視
  3. ハイブリットで どっち派か調べられる
  4. ホールド派は「面のたわみ量」
  5. 飛び派は「ガットの復元力」

人によって「柔らかさの感じ方」には違いがある、のが本記事のメインテーマでした

どちらが自分のタイプにあたるかがわかると、ガット選びだけでなくテンション設定やフレーム選びにも良い影響が起こります

ぺんてぃ

漠然とガット選びに悩んでる方こそ、参考にしてみてね!

 

ガットの選び方TOPに戻る

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【年間300張り】テニスガット 適正テンションの決め方を徹底解説!!https://racket-labo.com/tennis-tension-how-to-choose/https://racket-labo.com/tennis-tension-how-to-choose/#commentsThu, 06 Jul 2023 17:15:03 +0000https://racket-labo.com/?p=5072

本記事では、自分に合う適正テンションの決め方についてまとめています テンション調整 基本事項 適正テンションを見つけるためには、まず下記の6つの基本事項を理解する必要があります 本記事では簡単に取り上げていきますが、わか ... ]]>

本記事では、自分に合う適正テンションの決め方についてまとめています

ぺんてぃ

前半ではテンション調整をするにあたっての基本知識、そして後半では具体的な調整手順を紹介したよ!

参考にしていってね!

テンション調整 基本事項

適正テンションを見つけるためには、まず下記の6つの基本事項を理解する必要があります

本記事では簡単に取り上げていきますが、わからないこと・細かく知りたいことがある場合は必要に応じて詳細記事から読むことをおすすめします

  1. テンション調整で出来ること
  2. テンションと面圧の違い
  3. 同テンションでも張り方で変わる
  4. 温度変化とボールの飛び
  5. プレストレッチについて
  6. ガットに悩まないための心構え

テンション設定に進むにあたり、基本事項を抑えられていないと「沼」にハマります

そのため簡単におさらいをしていきますが、本記事だけではわからない方は別記事にて詳細に記載しているのでそちらを読みはじめてください

なんとなくでも頭に入れられている方は、「実際の決め方」の段落までスキップしてOKです

ぺんてぃ

基本事項なんていいよ!って方は、「実際にテンションを決める」って段落まで飛ばし読みしてね!

1.テンション調整でできること

【テニス】ガットのテンションの違いによる使用感の変化

  • 面のたわみ量の変化
  • フィーリングの調整
  • 打球軌道への影響

テンション調整で張り上げの「硬さ・柔らかさ」をコントロールすることが出来ます

厳密には「張力の調整が面のたわみ量の変化」に繋がり、それが打感や打球軌道の調整に影響できるということです

激的に回転量を増やす、打球速度をあげるといった意図は「テンション調整では」実現しづらいことを知っておきましょう

ぺんてぃ

もし回転量や球足に道具で影響させたいなら、ガットの材質・種類・太さの変更から検討しよう!

2.テンション&面圧の違い

  • テンション→張力の強さ
  • 面圧→ガット面の硬さ
  • 使用感には「面圧」が影響

①と内容が若干被りますが、テンション設定「だけ」で完璧な仕上がりのコントロールは出来ません

厳密にはテンション設定は「張り上げ後の面圧に影響できる」だけで、テンション調整の一側面だけでは狙った張り上げパフォーマンスを狙いきれません

ぺんてぃ

この面圧のイメージがあるだけで、環境変化や内的変化に合わせて「適正そうな」テンションを見つけ出す確率が大幅アップ!

3.同テンションでも張りで変わる

  • 一本張り と 二本張り
  • 横糸の張上開始位置と方向
  • タイオフ(ノット)の場所

同じラケット・ガット・テンション + その他条件でも、張り方が変わると使用感もガラッとかわります

わかりやすい1本張り・2本張りの違いより、横糸の張り上げ方向と開始位置・タイオフの場所の方が自分の経験上フィーリングの違いに表れやすいように感じています

各張り方で狙える使用感をわきまえたうえで、テンション調整を行うと確実です

ぺんてぃ

横糸の張り上げ方向だけで全然使い心地変わるから、絶対に知っといて欲しい!

4.気温変化とボール

  • ボールのゴムの柔らかさが変わる
  • 15°C違う→弾みが約40cm変わる
  • 20°C違う→飛びが約6m 変わる

気温変化でここまでボールの飛びが変わります

環境変化に柔軟に対応するプレーアビリティは重要ですが、ボール1~2個分のミスを競う競技に対応するのは簡単ではありません

テンション設定をクリアするだけでも、大きなアドバンテージを得られるでしょう

 

5.プレストレッチについて

テニス|プレストレッチとは?効果的な使い方も解説

  • 張る工程で行える「特殊」措置
  • ガットの弾力を抑えられる効果
  • 張りたての感触が嫌いな方も◎

フィーリングの細部までこだわりたい場合に知っておきたい「プレストレッチ」

電動マシンで指定テンションの「10~15%」ほど硬めに引っ張ったあと指定テンションで張り上げることで、張りムラを安定させたりガットの弾力をいくらか取る効果があります

興味のある方は「通常の指定テンション vs プレスト有の少し柔らかめ指定」の2種で打ち比べてみましょう

ぺんてぃ

ナチュラルガットを使う場合は、指定が特になければプレストレッチありで張るのが一般的!

6.ガットに悩まないための心構え

【テニス】ガット選びに悩まなくなるためのコツ・心構え

「ガットに何を求めていいのか・どこまで追求すべきか」についてまとめています

興味のある方は一読してから、本記事を読むのがオススメです

 

好みのテンションを探す

実際に「僕自身が行う」好みのテンションを探すための手順は、以下の通りです

好みのテンションを探す手順

  1. 使用ラケットスペックを確認
  2. 張るガットの材質を確認
  3. 体格とプレースタイルをチェック
  4. ①②③で基準テンションを設定
  5. 基準テンションから調整
  6. 縦糸・横糸で差をつけてみる
  7. 必要に応じて「プレスト」も試す
  8. 環境変化に対応する
  9. 対戦相手、レベルに対応する
  10. 横糸の張上方向を管理する※

「ラケットの種類・ガットの材質・自分の体格・やりたいプレー」のチェック後に、好みのテンションを探し始めます

基準テンションが全ての土台になるため、個々の工程は外せません

もうすでに①~④はOKという方や、基準テンションからの調整方法だけ知りたい方は「⑤」から読み始めてください

ぺんてぃ

当たり障りのない内容ではなく、ピンポイントに攻めた内容を書いていくよ!

1. ラケットスペックを確認

大体は「フレーム厚」で判別可能

  • 最大厚25mm以上 →まず 48P
  • 最大厚22-24.5mm →まず 45P
  • 最大厚22mm未満 →まず 42P

近年発売され続けているシリーズのほとんどの種類で「重さ × バランス × フレーム厚」に一貫性があります

要するに一般人が外しづらいテンションは「フレーム厚だけでも」探すことができます

もちろんそれぞれのシリーズや機種ごとに使用感がまったく異なるわけですが、好みのテンションを見つけるための「ベース」を設定する分には問題ありません

例えば僕の使う「ピュアドライブ2021」の場合、フレーム厚「24-26-23mm」より最大厚は26mmになります

【BabolaT|ピュアドライブ2021|インプレ】 定番のパワー重視モデル

 

2. 張るガットの材質を確認

①から、基準値をいじります

  • ナイロン → + 2P
  • ナチュラル → + 5P
  • ポリエステル → – 2P

材質ごとに硬さ・弾力が異なるため、同じように張り上げようとすると「普通に」失敗します

また「別記事の末尾」にてテンション設定に対する一般認識を取り上げています

今回の基準設定値→好みのテンション値を決めれた際に「ほ~ん、自分の好みは一般認識に対してこんなもんなんか」と知っておくことでフィーリングの調整時や情報交換時になにかと便利です

使用するガットの太さが「130ゲージなら更に- 2P」「120ゲージなら+ 2P」しましょう

ぺんてぃ

ぶっちゃけ「各自必要に応じて 0~3P程度、変えましょう」と書いた方が楽だけど、基準値の完成度にばらつきが出るのでやめたよ

3. 体格とプレースタイルをチェック

①②から、更に基準値をいじります

  1. 男性は + 0P、女性は – 2P
  2. 小学生、50代以上なら – 2P
  3. ボレー・ダブルス重視なら – 2P
  4. 同世代より小柄・細見なら – 2P
  5. 球質がフラット系なら + 5P 

ここまでくると「個人差」が出てきて、自分だけの基準テンションが見つかってくると思います

思ったよりも緩めに出ているかもしれませんが、現時点ではそれで問題ありません

 

4. ①②③から基準を確定

「緩め→硬め」調整が、失敗しづらい正攻法

基準値の設定を「使えそうな中で限りなく緩め」に出しているのも理由があります

それは「緩くて飛んでいるのか、硬すぎて抜けて弾いてしまっているか」を選別する必要性があるということです

ボールが抜けてアウトしている→もっと硬く張って抑えようとする→もっと抜けてアウトする→更に硬く…となると何かしらの転機がない限りは沼から出れなくなるでしょう

「緩めのテンション」をベースに、徐々に硬くしていくのがオススメです

ぺんてぃ

緩→硬にしていくことで「使えるな→硬い・弾きすぎて無理」と切替点がわかりやすいメリットも!

5. 基準テンションから調整

【テニス】ガットのテンションの違いによる使用感の変化

基準→好みを見つける調整

  • 「範囲」を探すのがポイント
  • 不快感が出るまで2PずつUP
  • 42~48P に落ち着く人が多い?
  • 競技者は 60P前後まで上がる人も

柔らかすぎず、硬すぎない「不快感の少ない範囲」を確定させるのが、⑤の工程

1点ではなく「使えるテンションレンジ」を見つけることは、通年を通じてフィーリングの微調整を行う際に役立ちます

柔らかすぎる・硬すぎる際の自覚症状についてもコチラの記事を参考にしてください

不快感の少なかった範囲の真ん中こそが「自分好みの張上テンション」にあたります

ぺんてぃ

上限値前後は意図的に飛びを抑えたい時に使えるし、下限前後は寒い時・自分の調子が悪い時に戻るべき目安として使えるね!

6. 縦糸・横糸で差をつけてみる

縦糸、横糸の役割

  • 縦糸の役割は、主に飛び
  • 横糸の役割は、主に打感
  • 縦が硬い→収まり感がUP
  • 縦が柔らかい→飛び良くなる
  • 横が硬い→弾き感がUP
  • 横が柔らかい→張り付き感UP

⑤の工程から、それぞれ縦糸・横糸のテンションを変えることで細かい調整も出来ます

縦横でテンション差をつけるのが好きな方の多くは「48P/46P」のように、縦糸の方を硬く張るケースが多いです

ぺんてぃ

僕はポリ単の場合、縦横で差をつけない方が好き!

そういう方も少なくないから、必ずしも差をつける必要性もないよ!

7. 「プレストレッチ」を試す※

テニス|プレストレッチとは?効果的な使い方も解説

この項目は必須ではないので、必ずしも実践する必要はありません

「使用感を大きく変えず、飛びだけ少し抑えたい」「張りたての感覚が好きじゃない」のケースで採用されやすいです

 

8. 環境変化に対応する

環境に応じたテンション調整

  • 基本的に⑤の範囲内で調整
  • 夏場は、硬め 
  • 冬場は、柔らかめ
  • 風の強い日は、柔らかめ
  • 雨の日は(自分は)硬め
  • 高地では、硬め
  • インドアなら(自分は)柔らかめ
  • クレーなら(自分は)硬め

⑤のテンション範囲内での調整を基準に、環境変化にあわせてテンションを調整しましょう

気温だけでなく天候や地形・試合サーフェスによって1~2ポンド程度変えるだけでも対応しやすくなります

ぺんてぃ

この点に関しては「各自の必要に応じた調整のため」自分のフィーリングをベースに検討しよう!

9. 対戦相手にあわせて調整

  • 早い展開をしたい→硬め
  • 安定感を重視したい→ 柔らかめ
  • 球質の良い相手→柔らかめ
  • ミスりたくない→基準~柔らかめ

自分方向だけでなく、相手方向にも意識を向けることは、テニス競技において非情に重要です

大は小を兼ねる的なイメージで、「柔らかい方が、硬い時よりなにかと対応しやすい」のでスピン系の自分は困ったら基準~柔らかめで調整することが多いです

より練習が出来ているとき、攻めを早めて展開したい相手に対しては「硬く張る」ことで攻撃的なプレーがしやすくなります

 

10. 横糸の張り方向を管理※

同じテンションでもいわゆる「張り方」が違うと、使用感が異なってきます

特に「横糸を上から下に張るか」「横糸を下から上に張るか」でフィーリングや飛び感が異なるように思います

競技者や自分でガットを張る方以外は気にならない要素かもですが、知っておくと得をします

詳細は別記事で!

ぺんてぃ

 

まとめ:好みのテンションを探す

前半では「自分好みのテンションを探す前に知って欲しいこと」を、後半では「実際に自分も行っている調整方法」について紹介しました

もう一度まとめてみます

知っておいて欲しい事

  1. テンション調整で出来ること
  2. テンションと面圧の違い
  3. 同テンションでも張り方で変わる
  4. 温度変化とボールの飛び
  5. プレストレッチについて
  6. ガットに悩まないための心構え

好みのテンションを探す手順

  1. 使用ラケットスペックを確認
  2. 張るガットの材質を確認
  3. 体格とプレースタイルをチェック
  4. ①②③で基準テンションを設定
  5. 基準テンションから調整
  6. 縦糸・横糸で差をつけてみる
  7. 必要に応じて「プレスト」も試す
  8. 環境変化に対応する
  9. 対戦相手、レベルに対応する
  10. 横糸の張上方向を管理する※

上記内容について理解を深めて、ぜひ自分だけのベストテンションを探してみてください!

 

それでも迷ったら質問OK!!

当サイトは「テニス用品で悩む人を救うコンテンツ」作りを行っています

市場の数百種類のテニスラケット・ストリングを使うだけにとどまらず、実際にモノづくりを行っているメーカー的立場・競技参加を挑戦し続けているプレイヤー的立場・競技力向上をサポートするコーチ的立場のどこからも「アドバイス」を行えます

全日本選手権を優勝する国内トッププロから、町の愛好家までサポート経験がありますのでお気軽にコメントにてご相談くださ

ぺんてぃ

自分だからこそアドバイスが出来ることもあると思う!

コメントもらえたら、可能な限り返信しているよ!よかったらどうぞ!

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【テニス】ガット選びに悩まなくなるためのコツ・心構えhttps://racket-labo.com/good-setting-strings/https://racket-labo.com/good-setting-strings/#commentsWed, 05 Jul 2023 15:52:22 +0000https://racket-labo.com/?p=8960

ぺんてぃです。テニス(特に道具)に関するブログを書いて生活しています そんな自分が「道具に悩む方々」に知っておいて欲しいと強く思う事柄のひとつが「ガット選びに悩まないためのコツ」です 初めに「コツ」を知っておかないと、何 ... ]]>

ぺんてぃです。テニス(特に道具)に関するブログを書いて生活しています

そんな自分が「道具に悩む方々」に知っておいて欲しいと強く思う事柄のひとつが「ガット選びに悩まないためのコツ」です

初めに「コツ」を知っておかないと、何が良いかわからず「数百種類のガット×テンション×(数百種類のラケット)×…」の沼にハマり、道具に振り回されてしまいます

かれこれ日本市場にあるほぼすべてのテニス用品にふれてきて、同時に社会人プレイヤーとしてアマチュアながらも競技テニスに取り組みながらガット開発に携わってきたりプロ選手の相談を受けたりしてきました(GS出場選手も数名)

そんな自分のこれまでの経験から

必要以上にガット選びに惑わされなくなる

コツ・心構えをピックアップしてみました。全国大会にでるような競技者だけでなく、初心者でも意識してもらえるポイントも多いと思います

少しでも参考になればうれしいです!

ぺんてぃ

あえて身銭切って使いまくる人柱は、僕だけで十分!

インプレ記事は「ある程度自分の中で欲しい機能を絞り込めた上で」読むと効果的です

RACKET を調べる

STRINGS を調べる

前提:100%の満足は「ありえない」

まずガット選びに絶大なる期待を込めていた方には、残念なお知らせです

仮に数百種類のガットを試したとしても

100%納得のいくストリングは見つかりません

厳密には「見つかる方は稀」で、99%の人は何かしらの要素を妥協する・目を瞑りながら使用することになります

この事実を踏まえたうえで、自分に合う道具選びをしていかなければなりません。デメリット無しに戦闘力を上げてくれる魔法の道具は少なくともテニス用品には存在しないのです

ぺんてぃ

ただ「デメリットがわかりづらいもの・ユーザーが気になりづらいもの」はそれぞれ存在するのがポイント!

 

ガット選びに悩まなくなる「7つ」のコツ・心構え

ガット選びに、悩まないためのポイントは「7つ」あります

これだけを抑えておけば、とりあえずOK!というものを取り上げたので、参考にしてみてください

  1. 優先順は「打感→飛び→その他」
  2. 好みの材質を決め、変更しない
  3. まずはラケットと同じブランドから選ぶ
  4. ③で好みを見つけ、他ブランドの似た製品と比較
  5. 好みのガットを見つけたら1本は絶対固定
  6. テンションは緩め→硬めへ
  7. 定期的に他のガットを(同じ材質)触る

1. 優先順は「打感→飛び→その他」

ガット自体に求める項目で、最も優先すべきものは「フィーリング(打感)」

競技レベルがどんどん上がっていくとある程度の飛び、スピン、コントロールは「技術」や「練習量」でなんとでも出来るようになってきますが、打感自体は道具をいじらないと基本的には変えられません

フィーリングが良いものの中から「イメージ通りに飛んでいるか、相手の手元で失速していないか、球が伸びているか」を選り好みしていくと最適です

2. 材質を決めたら、変更しない

中級者レベルでありがちなのが、「ガットの材質」の迷い

今どきのガットの中には「ナイロンっぽいポリ」「ポリっぽいナイロン」「ナチュラルを超えたナイロン」「ポリに負けないナチュラル」といった中性的な属性を持つストリングもありますが、基本的には各材質の垣根を超越したストリングスはいまのところありません

各材質の違いについては別記事で紹介しているので、まずはそれを読んでみてください

初心者はナイロン、ナイロンガットが2週間以内で切れるレベルになったら「ポリ」「ポリ×他素材のハイブリット」へ移行するのが一般的です

3. ラケットと同じブランドから選ぶ

なぜラケットと同じブランドから?

  • 開発テストは同ブランド製品で実施
  • メーカー検査合格の「お墨付き」
  • 必要最低限のテスト数で済む
  • メーカー同士でパクり合い??←

結論から言うと、同じブランド同士で合わせた方が大きな失敗をしづらいからです

ラケットを開発するときは同ブランドのガット張り上げが一般的で、逆にガットを開発する際は同ブランドのラケットを中心に据えてテストします

つまり設計評価、耐久テスト、社内批評会、出荷前のいじわる検査等の工程を「メーカーお墨付きで」クリアして、発売されているわけですね

「〇〇のラケットには、〇〇のストリングを」「フレーム50% + ストリング 50% = ラケット 100%」というマーケティングフレーズも、一周回ってあながち間違いではなかったと言えます

4. 似た製品を、他ブランドから探す

現時点のお気に入り候補と「同じ材質・似た色・似た太さ・違う形状」等の競合モデルを使ってみましょう

ここの工程が最も時間がかかりますが、ある意味楽しいタイミングでもあります

「100%満足できるものは原則、存在しない」という事実は忘れてはいけません

ぺんてぃ

各材質×各色に絞っても、一人で試すと膨大な数があるんだ

その手間・コストを減らすために当コンテンツをチェックしよう!

5. 好みのガットを見つけたら、1本は絶対に固定

競技レベルに対応したい方が好みのガットを見つけたい場合は、同じラケットが2本は確実に必要です

そして内一本は「お気に入りのガット×現在のテンション」で固定できるように維持管理をしましょう

暫定1位のセッティングと比較し続けることで、似た製品との違い・暫定1位の良さが常日頃感じられるようになります

ぺんてぃ

試合前は、暫定1位モデルを2本準備して試合に臨むのがベター!

3本以上持っておくと「テンションの違うラケット」を試合に持ち込めることが出来るようになるよ!

6. テンションは緩め→だんだん硬く

一般的なテンション設定(2023年度)

  • ナチュラルガット130 … 平均 48~58 P
  • ナイロンガット130 … 平均 45~55 P
  • ポリエステルガット125 … 平均 42~48 P

競技レベルや年齢・体格・性別などで細かく変えて欲しいところですが、おおよそ上記のテンションを目安にしましょう

125・130の表記は「ガットの太さ」を表し、ポリエステルのみ125ゲージ(1.25mm)で他の材質は130ゲージ(1.30mm)が基準になります

適正より硬く張り上がった状態だと「ボールが抜けて飛んで行ってしまう現象」が起き、それを飛びすぎと勘違いしてテンションを更に硬く張る→更に抜ける、負のループに陥る可能性があります

迷ったときは、上記の基準テンションより「更に低いテンション設定」で張り上げると失敗しづらいです

7. 定期的に別のガットを触る

①~⑥の工程が道具選びの基盤として、最も重要です。⑦に関しては「自分の選んだ道具は適正だった」と再認識するために行うイメージ

もちろん新たな道具に触り続けることで、衝撃的な出会いが起きたり過去の自分との変化に気づけたりするメリットもあります

無闇に新しいガットを試すだけだと沼にハマりやすいので、お気に入りのセッティング・ベースとなるセッティングは「必ず1種類」は用意しましょう

 

まとめ:100%の理想を捨てたときに「出会える」

自分自身も意識している、沼らないためのガットの選び方についてまとめました

もう一度振り返るとこんな感じ

  1. 優先順は「打感→飛び→その他」
  2. 好みの材質を決め、変更しない
  3. まずはラケットと同じブランドから選ぶ
  4. ③で好みを見つけ、他ブランドの似た製品と比較
  5. 好みのガットを見つけたら1本は絶対固定
  6. テンションは緩め→硬めへ
  7. 定期的に他のガットを(同じ材質)触る

これから本格的なガット選びをしたい方も、既に沼ってしまっているかたも参考にしてみてください!

ぺんてぃ

人それぞれこだわりもあると思うし、自分の芯も大事にしてもいいと思う!

上手く取り入れて見てね!

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【テニス】ガットのテンションの違いによる使用感の変化https://racket-labo.com/tennis-strings-guts-pond/https://racket-labo.com/tennis-strings-guts-pond/#respondWed, 05 Jul 2023 15:36:03 +0000https://racket-labo.com/?p=2004

本記事ではテンション(ポンド数)の強い・弱いが、パフォーマンスにどう影響するかついてまとめています テンションによる使用感の違い 一般的には、張り上げテンションを変えることで以下の効果があるといわれています ざっくりとし ... ]]>

本記事ではテンション(ポンド数)の強い・弱いが、パフォーマンスにどう影響するかついてまとめています

ぺんてぃ

一般的な知識だけでなく、現場レベルで「実際にどう感じられるか」について気になっている方こそ、参考にしてみてね

テンションによる使用感の違い

一般的には、張り上げテンションを変えることで以下の効果があるといわれています

ざっくりとしたイメージだけを掴みたい方や初心者の方は、まずはこれだけ覚えればOKです

一般的な効用、変化

「硬く」張ると…

  • ボールが飛ばなくなる
  • 打感が硬くなる
  • 打球音が高くなる

「柔らかく」張ると…

  • ボールが飛んでくれる
  • 打感が柔らかくなる
  • 打球音が低くなる

ただ「硬く張れば張るほど飛ばなくなる?」「柔らかく張れば張るほど、飛ぶ?」かというと、そんなことはありません

むしろ正反対の「硬すぎると飛ぶ」「柔らかすぎると飛ばない」状況が起きるようになります

ぺんてぃ

やりすぎると、どこからかのタイミングで効用が正反対?になる現象が起きるんだ!

これがテンション選びにおいて、意外と知られていない「罠」にあたるよ!

硬すぎて「抜ける」状態

■ ボールが抜けるとは?

  • ボールを弾きすぎている
  • ガットに引っかからない
  • 打球衝撃が強い(強すぎる)

飛びすぎに悩む中級者やジュニアの方(特に男性)は、まずこの状態でないか疑いましょう

ボールが抜けている状態は「パワー不足で」ボールを潰せていない・ガット面をたわませられていないため、極端に球離れが早かったり「ガツン!!!」とした打球衝撃が起こるのが特徴です

ぺんてぃ

飛びを抑えようとして硬くしていったら、いつの間にか55ポンドとか60ポンドとかになってないかい?

緩すぎて「もたつく」状態

■ ボールが「もたつく」とは?

  • ボールを掴みすぎて失速する
  • 振れば振るほど飛ばない
  • 若干、衝撃感が強くなる

逆に「緩すぎて飛ばない」状態は、強いホールド感を好む中上級レベル層以上に多いです

力強いスイングをしてもボールが鋭く飛びづらいため「繋げるのは得意だけど、決めきるのが苦手」といった症状がおこります

ぺんてぃ

柔らかいガットを30ポンド代で張っている方、横糸のテンションを大きく落とすのが好きな方は要注意!

 

テンション → 打球軌道の調整

テンション調整の正しいイメージとは

  • 飛距離の違いは「軌道の変化」が要因
  • 緩く張ると、軌道が上がりやすい
  • 硬く張ると、まっすぐ飛びやすい

ガット面のたわみ量の変化は「ボールの打ち出し角度」に影響します

大きくたわむと上方向にボールが飛びやすくなり、たわみが小さいとまっすぐ飛ぶ(ボールが持ち上がりづらくなる)のです

一定値を超えて緩すぎる場合は前方向に飛びづらくなるため、失速しやすくなります

逆に硬すぎる場合は飛ばすためにボールを押すように打たなければならない→回転量の少ないまっすぐな軌道のため、落ちる変化が起こる前にベースラインを越える→抜けている状態にあたります

コントロールしづらい打ち出し角度を避けるような、テンション設定が必要です

一般的なテンション認識

  • 35ポンド→下限ギリギリ級の柔らかさ
  • 40ポンド→だいぶ柔らかめ
  • 45ポンド→近年で最も主流なライン
  • 50ポンド→気持ち硬めとされるライン
  • 55ポンド→ポリなら、だいぶ硬め
  • 60ポンド→競技者以外はやめた方が良い
  • 70ポンド超→現役プロで数名?

使用ラケットや張るガットの太さにもよりますが、40ポンド~55ポンドくらいが一般ユーザーには適正とされる「テンション」です

この基準を抑えたうえでガット選びをすると失敗しづらいと思います

ぺんてぃ

硬く張ってるからかっこいいわけでもないし、緩いからダサいわけでもない!

自分に適切な硬さを選んで、競技力を高めよう!!

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BabolaT|RPMチーム|インプレ「柔らかくて弾かないブラスト」https://racket-labo.com/rpmteam-babolat-impression/https://racket-labo.com/rpmteam-babolat-impression/#respondWed, 21 Jun 2023 18:38:39 +0000https://racket-labo.com/?p=2529

RPMブラストよりも柔らかいエントリーモデルとして販売された「RPMチーム」 RPMブラストの素材内部に「空気」を混ぜ込み、柔らかさをウリにしているモデルになります ブラストのフィーリングは好きだけど、「もう少し柔らかく ... ]]>

RPMチームの評価
柔らかさ
(4.0)
パワー性能
(3.0)
スピン性能
(3.0)
テンション維持
(3.0)
コスパ
(3.0)
使用優先度
(3.0)

RPMブラストよりも柔らかいエントリーモデルとして販売された「RPMチーム」

RPMブラストの素材内部に「空気」を混ぜ込み、柔らかさをウリにしているモデルになります

ブラストのフィーリングは好きだけど、「もう少し柔らかくて、勝手に弾かない」フィーリングを求める方に最適です

≪RPM チーム≫  

  • ブラストを低密度化→柔らかい
  • 振れば振るほど、飛ばなくなる
  • ブラストの弾き感が、苦手な方へ

ぺんてぃ

ブラストよりも瞬間的なパワーが控えめな分、安定感がある感じ!

ポリツアープロとブラストの間、みたいなイメージが良いかも!

本記事では「RPMチーム」の使用感と、他モデルとの比較についてまとめてみました!

バボラ RPMチーム|インプレ

RPMチームは、ポリエステル製ストリングを使用したときのスピンやコントロール力は気に入っているけれども、もっと柔らかいストリングをお望む方のための試合用ストリングです。内部の高密度な構造を実際に見ることはできませんが、重いスピンを打ったり、連続してショットを打ったりしたときの柔らかい打球感を気に入ってもらえるはずです。

BabolaT:RPMチーム

『リアル』な使用感…

  • バボラのポリが好きじゃないなら◎
  • ブラストっぽさもあるけど、別物
  • トアルソンのプロフォーカスっぽい?

柔らかさは感じつつも、ブラストに慣れていると「イメージより飛ばない」ことが多かったです

ストロークに関しては弾きすぎなくて良い。逆にボレーはもう少し飛んでほしいと思うことがちらほら

バボラのポリっぽくない剛性感はある意味、今風の使用感とも思いました

ぺんてぃ

似ているモデル ↓

柔らかさ:★★★★☆

  • モチっとしつつ軽めの感覚
  • 早いスイング:やや柔らかめ
  • 遅いスイング:柔らかめ

点でたわむというより、面がたわむ感じ。ボケ気味な打感ともいえるかも

弱いインパクトでも強いインパクトでもガット面が暴れないフィーリングなのは、素直に良い要素

バボラのポリストリングで「最もエントリー層向け」な使用感です

ぺんてぃ

ナイロン→ポリを検討する方で、バボラのポリから探すなら「RPMチーム」

パワー:★★★☆☆

  • 標準的な飛びのポリエステル
  • 柔らかいぶん、弾きが少ない
  • 球足は若干、遅くなるかも

柔らかさの感じられる系統のポリエステル、らしい飛び感

ボールを潰してコントロールするより、ガットのたわみをコントロールしながら飛びを調整すると使いやすいです

柔らかくてぶっ飛びづらい性能は、ハードヒッターにも好まれやすい性質です

ぺんてぃ

飛びすぎを抑えたいから、って使い方も全然あり!

ガットの硬さがなくてもボールを潰せる方は、なおさら良いと思う!

スピン:★★★☆☆

  • 標準的なスピン性能
  • スピンアシストは一切ない
  • 個人的には、ブラストの方が快適

安定した軌道で飛ばしやすい反面、抜けたな~って思うボールはしっかりアウトします

打てば打っただけ、振れば振っただけ。ただガットが柔らかい分スピンをかけつつ飛ばしたい時に少しストレスがありました

バウンド後に相手を差し込ませるようなスピン性能は、期待できません

ぺんてぃ

とはいえ、標準的なスピン性能を持っている「RPMチーム」

ガットに必要以上のスピン性能を求めないなら、問題なし!

性能維持:★★★☆☆

  • 他のポリと大体一緒
  • 打感は大きく変わりづらい
  • 時間経過で飛ばなくなる

他のポリガットを使えていれば、全く問題を感じない程度には優れています

なんなら最初から柔らかさが強い分、ブラストより打感変化が少ない気もします

面にはりつく感じが強くなったら、張替えの目安です

ぺんてぃ

ブラストの方が伸びても飛んでくれやすいから、「打感と性能」どっちの維持性能を重視するか好みで決めよう!

バボラ RPMチーム|比較

≪RPMチーム≫ の立ち位置

  • どちらかというと「マニアック」
  • ブラスト→ラフ→次くらいに検討
  • フラットドライブ系の選手が愛用

「RPMチーム」を優先して張り上げるべきか、と問われるなら自分は「No」と答えます

RPMブラスト→RPMラフから大部分を似せて少しのフィーリングを変えたい場合、ポリツアープロ・プロフォーカス・アルパワーあたりのガットから似たモデルを使いたいタイミングで検討してみましょう

製品としては優れており、細かいニーズを叶えてくれるポリストリングです

ポリツアープロ|YONEX

【ヨネックス】ポリツアープロをインプレ!【レビュー・比較有】

日本で最もメジャーなポリエステルストリングのひとつである「ポリツアープロ」

RPMチームの方がガットに硬質さ(ハリ)がある一方で、ポリツアープロの方が柔らかい分受け止める感触も強くなります

ポリツアープロで少し失速感がある方は「RPMチーム」を気に入りやすいです

ぺんてぃ

ブラストとポリツアープロの間に位置する、RPMチーム!

プロフォーカス|TOALSON

【トアルソン】プロフォーカス |インプレ・レビュー

ポリツアープロとRPMチームの間に位置する「プロフォーカス」

RPMチームよりも気持ち受け止める感触が増えるが、ポリツアープロよりも芯があって失速感が和らぎます

近畿大学のインカレトップ勢がこぞって愛用する「プロフォーカス」は隠れた名品です

ぺんてぃ

ポリツアープロが気に入った方が、次に冒険すべきストリング!

最近は「○○コンボ」と言って、プロフォーカスを使用したポリ×ポリハイブリットも出始めてるよ!

ジーツアー3|GOSEN

【ゴーセン】G-TOUR3 をインプレ!【比較・レビュー有】

似た系統で、モッチリ感・飛び感ともに充実させたい方は「ジーツアー3」

発売ゲージ「1.18・1.23・1.28」のため、ガットの性質だけでなく「太さ」による使用感の差も表れます

「RPMチーム」よりも敷居が低い「ジーツアー3」から試すのもありです

ぺんてぃ

弾力のあるプロフォーカスって感じ!

男女問わず一般層から人気を集める、ポリのエントリーモデル!

バボラ RPMチーム|レビュー

第一優先ではないものの、ブラストの暴発感を抑えられるポリとして使ってみる価値は十分あります

自分のスイングであったり、ラケットパワーだったりで飛びを出せる状態で使えると快適に使えます

ブラストよりも1割ほど販売価格も安いため、RPMらしい使用感で単価を抑えたい方にもオススメです

ぺんてぃ

全日本選手権を制した高橋悠介選手もバボラ契約時に使っていたストリング!

柔らかさと安定感を両立したい方にどうぞ!

RPMチームの評価
柔らかさ
(4.0)
パワー性能
(3.0)
スピン性能
(4.0)
テンション維持
(2.0)
値段
(2.0)
使用優先度
(3.0)

最安値はこちらから|単張り

最安値はこちらから|ロール

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【BabolaT|RPMパワー|インプレ】必要以上に飛ばない競技系ポリ

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https://racket-labo.com/rpmteam-babolat-impression/feed/02529
BabolaT|RPMブラストラフ|インプレ「標準的な硬さ×強めのホールド感」https://racket-labo.com/babolat-rpmblastrough-impression/https://racket-labo.com/babolat-rpmblastrough-impression/#commentsWed, 21 Jun 2023 16:16:00 +0000https://racket-labo.com/?p=3677

「弾きを和らげ、ホールド感を増やしたい方向け」 人気のブラストに凸凹の表面加工を施し、ホールド感を高めた「RPMラフ(旧ブラストラフ)」 カンカンしたフレームに合わせることで「嫌な硬さを減らしつつ、適度な弾き感」を感じら ... ]]>

RPMラフの評価
柔らかさ
(4.0)
パワー性能
(3.0)
スピン性能
(4.0)
テンション維持
(2.0)
値段
(2.0)
使用優先度
(3.0)

「弾きを和らげ、ホールド感を増やしたい方向け」

人気のブラストに凸凹の表面加工を施し、ホールド感を高めた「RPMラフ(旧ブラストラフ)」

カンカンしたフレームに合わせることで「嫌な硬さを減らしつつ、適度な弾き感」を感じられるようになります

≪RPM ラフ≫ 

  • ブラストよりもホールド感UP
  • 遅いスイングが特に打ちやすい
  • ピュアドライブにも合わせやすい

ぺんてぃ

ボールをしばくために、ガットにある程度の硬さは欲しいけどホールド感も大事にしたい方!

アルパワーラフよりもしっかりした打ち心地だよ!

本記事では「RPMラフ(旧ブラストラフ)」の使用感と、他モデルとの比較についてまとめてみました!

RPMラフ|インプレ

勝利につながる究極のスピンが打てる RPM Rough テニスストリング。 ストリングの質感をその名の通り感じていただけます。 この質感がより鋭いストロークを可能にします。 フェリックス・オジェ=アリアシムをはじめとする世界のトッププレイヤーにも使用されている納得の一品。 フランス製。

BabolaT:RPMラフ

『リアル』な使用感…

  • アエロに合わせる新定番!
  • 張りたてのホールド感が最高
  • 賞味期限は短めだけど…

ラフ加工特有のガッチリしたホールド感と、頼もしい打ち応えのある「RPMラフ」

ブラストよりも「飛ばない」ため、飛びを抑える目的での採用もあり

張りたてでも使いやすく、プロの使用者も増えてきています

柔らかさ:★★★★☆

  • 打球面に張り付く感覚
  • 早いスイング:やや柔らかめ
  • 遅いスイング:柔らかめ

とにかく「ホールド感」を大事にしたい方にはオススメ

打球面がへこんでインパクト出来る感覚なので、柔らかい打感ながら打球情報を長く感じられます

ガットが伸びてくると「モッサリ」感が出てくる点は注意

ぺんてぃ

柔らかいし、ホールド感も強いから予め硬く張っても良いし、プレストレッチをしても良いね!

パワー:★★★☆☆

  • 弾き感は減らせる
  • どちらかというと飛ばない
  • 球も少し遅くなる…?

ホールド感にエネルギーが使われるため、飛びは控えめ

ブラストで飛びすぎる・弾きすぎる方にはちょうど良い~少し飛ばないと思われます

ゆったりしたスイングでは気にならなくても、速いスイングになればなるほどパワー不足が気になるかも

ぺんてぃ

「プロハリやRPMパワー等」の硬いと呼ばれるガットの飛ばない感覚とは異なるよ!

ゆっくり打っても強く打ってもスピードが最大の7割くらいにまとまる感じ

スピン:★★★★☆

  • 擦れる感覚は「張りたて」のみ
  • 掴むので良く擦れる
  • テンションロスの影響に注意

簡単にスピンを使える、という表現が適切だと思いました

他のポリのようにしっかり振らなくてもホールド感があるし、張りたて時は勝手に軌道も上がるのでスピン性能は高く感じられます

使い込んでいくと「ボールがこぼれる」ようになるため、長期間使い続けると調子を落とす原因になりやすいガットです

ぺんてぃ

スピン性能の低下は、ホールド感のあるポリガットあるあるだよ!

マメに張り替えられない方は、手を出さない方が良いかも…

性能維持:★★☆☆☆

  • テンション維持は悪い
  • 使用感も明らかに落ちる
  • 3回の練習が限界?

RPMラフは「伸びると全く使えない」タイプのガット

伸びてもそれなりに使えるポリと違い、ボールを掴みすぎて前に飛ばなくなるためフォームを壊しやすいです

フラットドライブ系よりも「スピン系」ユーザーの方が性能ロスが気になると思います

ぺんてぃ

フォアハンドがネットミスしやすくなってきたら張替えドキかな!

ガット自体も切れやすいので、長期間張りっぱなししたい方には勧められないよ

バボラ RPMラフ|比較

≪RPMラフ≫ の立ち位置

  • ラフ加工モデルの最高峰
  • 定番の流れは、ブラストの次候補
  • アルパワーラフより優先順位 ↑

硬質さもあるのに、面がたわむホールド感は「RPMラフだけ」のオンリーワン性能

ブラストラフにしか再現できないこの感覚は、プロアマ問わず一定需要あるのも納得

ナイロンガットのホールド感に近い、ガットのたわみの大きさも気持ち良いです 

RPMブラスト|BabolaT

BabolaT|RPMブラスト|インプレ「競技系ポリエステル 環境Tier1」

ブラストラフの原種にあたるRPMブラストは、よりパワーのあるボールが打ちやすいです

比較的柔らかめなポリ材質のため打感も柔らかく、程よいホールド感と素直な飛び性能がウケています

製品開発時のベースガットになっているものあり、バボラのラケットには特に合わせやすいです

ネットで一番売れているポリエステルガット!

バボラ契約のトッププロもほとんどが「ブラスト」を使っているね!

ぺんてぃ

アルパワーラフ|Luxilon

【Luxilon|アルパワーラフ|インプレ】コスパ度外視で選ぶホールド感最強ポリの決定版

柔らかく、しなやかな打感・ホールド感が強みの「アルパワーラフ」

アルパワーラフの方がインパクト時の雑味が少なく、ソフトな打ち心地になります

RPMラフより「ボールの飛びを抑えたい方、ボールの落ち」を重視したい方にオススメ

ブラストラフよりも、まっすぐボールが飛ぶ感覚

ボールの潰し感が欲しいならブラストラフ、ガット面のたわみを重視したいならアルパワーラフを選ぼう!

ぺんてぃ

X-ONE バイフェイズ|Tecnifibre

Tecnifibre|X-ONE BIPHASE|インプレ・レビュー

ホールド性能を求めるなら、ナイロンを選ぶのもあり

X-ONEの方が「ホールド時間・ボールの飛び」が優れており、ポリにはない柔らかさがあります

ゆったりした球を打球する際にも掴んでくれるため、ダブルス中心の社会人の方にも人気です

1時間くらいでガットが切れてしまうとかでなければ、ナイロンを使った方が競技力や上達スピード向上が見込めると思う

僕もナイロン単張りが使えるなら、X-ONEを張りたい!

ぺんてぃ

バボラ RPMラフ|レビュー

ポリならではの球質は欲しい。けどポリ特有の硬さが苦手な方に使って欲しいポリガット

スイングスピードを速くしづらい「バックハンドやボレー」時に、RPMラフ特有の柔らかさ・ホールド感を感じてもらえると思います

ガットやボール自体の材質が硬くなってしまう「秋・冬」のみのピンポイント採用にもオススメ

最後に「RPMラフ」を使う上でのアドバイスもらえるかな?

陽気なA君

ぺんてぃ

打感の硬さはちょうど良いのに「ボールが思ったより飛ぶ・軌道が高く出てしまう」場合は10%のプレストレッチを指定しよう!

ボールの軌道がまとまりやすくなるので、コントロールしやすくなるよ!参考にしてね!

RPMラフの評価
柔らかさ
(4.0)
パワー性能
(3.0)
スピン性能
(4.0)
テンション維持
(2.0)
値段
(2.0)
使用優先度
(3.0)

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最安値はこちらから|200mロール

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バボラオープン 2023 予選会 優勝【シングルス】https://racket-labo.com/babolat-open-2023-yosen/https://racket-labo.com/babolat-open-2023-yosen/#respondWed, 07 Jun 2023 18:23:45 +0000https://racket-labo.com/?p=8885

≪この記事を要約すると≫ バボラオープンのレベルについて 試合球「バボラ ゴールド」に気をつけろ 1日5試合を戦い抜くには… 2022年度から開催されている「バボラオープン」 社会人男性が挑戦できる数少ない「全国大会」に ... ]]>

≪この記事を要約すると≫

  • バボラオープンのレベルについて
  • 試合球「バボラ ゴールド」に気をつけろ
  • 1日5試合を戦い抜くには…

2022年度から開催されている「バボラオープン」

社会人男性が挑戦できる数少ない「全国大会」に繋がる大会で、過去5年間「全日本選手権」「インカレ」「インハイ」に出場した選手はエントリー出来ない「社会人でも頑張りたい方向け」のレギュレーションになっています

過去全国上位・都道府県トップクラスの選手だけでなく、現役コーチや学生から継続して頑張っている社会人プレイヤーが多数参加しているのが印象的な大会です

ぺんてぃ

軽い気持ちでエントリーしたシングルスの予選会で、運も絡み優勝出来ちゃったから僕も全国大会いってきます!

本記事では、バボラオープンの予選会に出場して感じたことをまとめてみました

バボラ オープン予選会 2023

  • 参加者のレベル帯は非常に高い
  • 1日5試合を戦う過酷さ
  • ボールに適応する準備の重要性

過酷な「試合数・レベル帯・ルール」により、強い選手でも勝ち続けるのが難しい大会です

参加者全体のストロークの質はとても高く、ボールを上手く打つ技術力で勝負をすると体力的には正直キツイと思いました

また「40-40(ノーアド)」「バボラゴールドの良く飛ぶ球質」の要素により、体力勝負を仕掛けようにも「勢い・運」で落としやすいです

総じて、一般的なシコラー・打ちジコりのプレイヤーには不利なレギュレーションと感じました

ぺんてぃ

逆に、攻めが早い人とは相性の良そうな環境と言えるね!

高い参加者のレベル帯

  • 直近 5年で、全国区じゃなくとも…
  • ゲームの流れ、相性が重要
  • 削られないように攻める必要性

仮に多少の穴場的な予選会があったとしても、たいていの会場に「強い人」がゴロゴロしています

ただ社会人のまともな大会の多くは「1日3セット程度」のため、同じように立ち回ることが基本的に「参加者全員」が出来なくなります

普段から体力がある方は問題ないと思いますが、多少荒くなっても「攻めが早い選手」の方が最後まで勝ち残れる可能性が高そうです

ぺんてぃ

チャレンジャー側の視点としてVS格上の場合でも、普段の県大会・市民大会より戦いやすいと感じられるはず!

バボラ ゴールドの罠

  • 国内主流 球にない「使用感」
  • 序盤は良く飛び、後半はペコい
  • ボール状態を加味したプレイング

新球の「バボラゴールド」への対応はもちろん、場合によってはセットボールでの戦い方も必要です

僕が参加した大会では予選1~3試合目まで同じボール、本戦は全試合ニューボールでした

ダンロップAOのような、HEAD PROのような「潰れやすい軽いボール」の扱いに慣れる必要があります

ぺんてぃ

フレッシュな時はお互いにショートポイントで終わりやすく、へたると良いボールを打たない限りはポイントが終わらない状態になりやすかった!

個人的な名采配(ラケット交換)

  • 張りたてラケットが多数必須?
  • 1試合1本計算で、5本消費
  • 序盤に主導権を握りやすい

ラケットチェンジについてはあくまで個人的な話にはなりますが、非常に重要でした

バボラ製品の開発には「ラケット×ガット×ボール」のすべてをバボラでやっているからか、ガット・ボールがフレッシュな時が最も快適にプレー出来たように思います

同じガットで一日戦いたい方もいると思いますが、可能な限りラケットを準備できると万全です

ぺんてぃ

気持ち緩めくらいが「吹っ飛ばずにボールを潰せた」ので、バボラゴールドが試合球の場合は気持ち柔らかめを推奨するよ

シングルス × 道具 理論

  • 試合時間に合わせた道具を選ぶ
  • 少しづつテンションをずらして準備
  • 試合球で「前日練習」をしよう

当たり前なことですが、打ちやすさだけでなく「プレー強度」に合わせた道具選びが重要です

そのうえで環境に対応できるようテンションをずらしたラケットを準備し、最も快適にプレーできる張りの硬さを見つけましょう

疲れた時に緩い方が飛んでくれて楽なタイプなのか、逆に飛ばない方がストレスなく振り続けられるのか等も把握しとくと準備で失敗しづらいです

ぺんてぃ

準備で重要な一勝が拾えるなら、そっちのほうが良いよね!

走れるように、体力的な準備もしなきゃ…

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【ジェネシス|NEW(ニュー)|インプレ】水色ポリ内で最も実用的な性能https://racket-labo.com/genesis-new/https://racket-labo.com/genesis-new/#respondWed, 31 May 2023 17:25:58 +0000https://racket-labo.com/?p=8875

水色ポリらしくない「ストリングのハリと柔らかさ」を両立している『NEW(ニュー)』 柔らかいポリらしい面で受け止めてくれるソフト感を残しながら、失速感を感じさせない程度の球離れ感があります 良い意味で過去のジェネシスらし ... ]]>

NEWの評価
柔らかさ
(5.0)
パワー性能
(3.0)
スピン性能
(3.0)
テンション維持
(3.0)
コスパ
(3.0)
使用優先度
(4.0)

水色ポリらしくない「ストリングのハリと柔らかさ」を両立している『NEW(ニュー)』

柔らかいポリらしい面で受け止めてくれるソフト感を残しながら、失速感を感じさせない程度の球離れ感があります

良い意味で過去のジェネシスらしさを取り払った、オンリーワンな使用感です

≪ニュー≫ 

  • ソフトで暴れ感の少ない、丸型ポリ
  • 他の水色ポリにないモッチリさ
  • 球質より、精度を上げたい方向け

ぺんてぃ

衝撃感の少ない柔らかいポリを使いたいけど、どうしてもそういうポリって「ポスポス」した球こぼれ感が強いものが多いよね

この「ニュー」はモッチリ感があるから、張りたてのポリツアープロが好き!って人とかにも良いよ!

本記事では「ニュー」の使用感と、他モデルとの比較についてまとめてみました!

GENESIS JAPAN公式

NEW / ニュー|インプレ

 

カラー:ジェイド、ゲージ:1.20/1.25mm、構造:モノ、素材:ポリエステル、特徴:爽快な打球感とパワーに優れたコストパフォーマンスモデル

GENESIS:NEW

各性能を 1行ずつで まとめると…
  • マイルドで、モッチリした打感
  • 標準的な飛び性能
  • 標準的なスピン性能
  • 安定感が高く、暴れづらい

ホールド感の強いモチっとした打感と、適度に飛ばせる高いバランス感が特徴の『ニュー』

ドイツ製ポリなのに、良い意味でドイツっぽくない柔らかめ?の素材からか、打っていてしなやかな印象を持ちました

ボケ過ぎない程度にコシのある硬さは、ジュニア~ベテラン層まで幅広く手に取りやすいモデルです

ぺんてぃ

ニューに関しては迷ったら120ゲージから使うと良いかも!

どのガットにも言えるけど、相手の球威が強い場合は120だと弾かれやすくなるので競技者は125ゲージ以上をメインに検討しよう!

柔らかさ:★★★★★

  • ボケ感の少ないモッチリした打感
  • 早いスイング時:標準
  • 遅いスイング時:柔らかい

ボールを潰した柔らかさよりも、ガット自体の柔らかさを感じやすい『ニュー』

スイングスピードの速い方は「ツアー系の硬いポリの方が」柔らかく感じられると思いますが、タッチ系やコントロールを重視してボールを運びたい時は万人に共通してソフト感を得られます

ありきたりな表現ですが、ナイロンガットの性質に近い系統の柔らかさです

ぺんてぃ

思ったより飛ばない→硬い?と思う方はいても、打感自体は「間違いなく」柔らかい部類!

ソフトなポリが好きな方にオススメ!

パワー:★★★☆☆

  • ゆったり打ちたい時は◎
  • しばきたい時は気持ち飛ばない
  • 一般ユーザーはまず「120」

ガットに調子を振り回されない、自己主張の少ない素直な飛び感

ガットのたわみを感じながら打てるとパワーを引き出しやすいため、ぶん回したい人には不向き

120ゲージの方がブラストのようなトレンドポリガットの弾き感に近いです

ぺんてぃ

ボールスピードを意図的に落とした返球がしやすく、勝手に弾いちゃう感じが少ないのがポイント!

「遅い展開」でゲームを進めやすい分、ニューに関しては120ゲージの方が採用メリットは強いよ!

スピン:★★★☆☆

  • 標準的なスピンアシスト
  • 軌道の変化をつけやすい
  • もう少しだけパワーが欲しい?

グリグリに回転をかけたい人より、ナチュラルスピン量をうまく増減させたい人向け

打ちジコってラリーを制したいストローカーに限らず、サーブ・ボレーでもキレは出せました

「球質だけ」で相手を押し込む雑なパワープレイだと、最大限の良さは引き出せなそうです

ぺんてぃ

打ち散らかすよりも、カウンターで合わせていきたくなるようなフィーリング!

コスパ:★★★☆☆

  • 標準的なテンション維持
  • ポリらしい高い耐久性
  • 気に入ったらロールを買おう

ソフトなポリの割には、打感・飛びは比較的長持ちしたように思います

ただガット自体に硬さがないため、テンション維持に定評のある「4G」や「ハイパーG」ほどは期待できません

ショップの販売ガットで張る場合は、定番の「アルパワー」や「ブラスト」より安く手を伸ばしやすいです

ぺんてぃ

日本国内的には新興ブランド的立ち位置の「ジェネシス」

「ニュー」の価格はそこそこ高いけど、使用感で選びたい方には十分選択肢に入るモデルだよ!

GENESIS JAPAN公式

 

ニュー|比較

≪ニュー≫ の立ち位置

  • 既製品にはない目新しい使用感
  • 他の水色ポリにない「打感のコシ」
  • レスポンス、エコパワーが競合?

大前提として「ニュー」は、ポリユーザーであれば拒否反応を起こしづらい「万能感」が特徴です

「色調×性能」という点で類似する製品がほとんどなく、強いて言うなら「プリンスのレスポンス」や「ルキシロンのエコパワー」あたりが性能的には近いかなと感じました

過剰なアシストをストリングには求めないが、適度な飛びと鋭角感の少ない柔らかさは欲しい方にオススメです

ポリツアープロ|ヨネックス

【ヨネックス】ポリツアープロをインプレ!【レビュー・比較有】

相手の打球から伝わる衝撃感を和らげる、パスっとした打感が特徴の「ポリツアープロ」

張りたてと一度伸びてから長期間続く打感の差が特に大きいためか、愛用者の多くは「長続きする方の打感」の方を気にいって選ぶ方が大多数です

早いテンポの打ち合い時に、飛びすぎを気にせず使えるのが最大の強みです

ぺんてぃ

どんどん展開が早くなってきているテニス環境において、弾き感が強いポリは選ばれづらくなっているよ!

そういう意味で「ニュー」も環境に適したポリなのは間違いないんだ!

レスポンス:プリンス

【プリンス】ハリアーレスポンスをインプレ!【レビュー・比較有】

ナイロンっぽい球持ち感と、ポリ特有のパワー性能の両取りを目指した「ポリ×ナイロン」両配合ガット

スナップバックが機能しやすい張りたて時の性能が優れており、隠れた名品のひとつです

欠点は「ノッチ」が出来ると途端に扱いづらくなり、パフォーマンスを落としやすい点があげられます

ぺんてぃ

レスポンスの問題点を「ニュー」が解決してくれている感があるから、レスポンスよりも「ニュー」の方が使用優先度高めだよ!

エコパワー|ルキシロン

『エコパワー 記事』

再生プラスチックで作られた、2023年発売のルキシロン新作「エコパワー」

初速は出しづらいのですが、自分の想像以上にバウンドが伸びてくるというポジティブなフィードバックを受けてからもらいました

多少の安定感を犠牲にしても、スピンボールを多用したい方に使って欲しいストリングです

ぺんてぃ

「ニュー」の方が収まりが良く、自分から打っていける感は強いかな

スピン性能が欲しかったら、同ジェネシスから発売中の「ヘキソニック2.0」もオススメ!

ニュー|レビュー

他の水色ポリでは得られない万能感と、高いホールド性能を持つ 『NEW / ニュー』

練習開始直後のショートラリーからわかる「モチっと掴むホールド感」は、頑張って振らなくてもボールを簡単に持ち上げさせてくれます

存在感はあるが、主張もしすぎない「NEW」の独特な打感を体験してみてください

ぺんてぃ

記事を書くまでに4張りも試してしまったのは、後にも先にも(?)このNEWだけかもしれない←

「もう少し使い込んでみたいなぁ」と思わせてくれた不思議な使い心地を、試してみてね!

NEWの評価
柔らかさ
(5.0)
パワー性能
(3.0)
スピン性能
(3.0)
テンション維持
(3.0)
コスパ
(3.0)
使用優先度
(4.0)

「ニュー」をさがす|公式サイト

 

GENESIS JAPAN公式

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