- テンション調整について
- 横糸を上げた場合に注目
- どういう意図を狙えるか解説
縦糸よりも横糸を硬くするテンション指定をしたことはありますか?
「ラケットが変形するから・破損?するから」といった理由で店からNGが出たり、そもそも縦横一緒や横糸を下げる調整で満足していたりで意外と採用されづらいですよね
ぺんてぃ
本記事では「ガット張り上げにおける、横糸のテンション(張力)を上げた場合の効果」について解説してみました
横糸をあげる意味・効果
- 球離れが全体的に早くなる
- 初速が上がり、ボールが伸びる感覚
- 潰せないと「硬く」感じやすい
横糸のテンションを上げるセッティングは、弾き感(球離れの早さ)の向上に大きく関係します
打てば打ったなりに飛び、全体的にボールのキレが良くなる傾向にあります
「スイング感覚を重視し、フィーリングを元に微調整したいタイプ」が好む調整方法だと言えます
ぺんてぃ
極端にラケットは変形しない
まず前提として「ラケットの変形が怖い」という方は、おそらく2つの誤解をしています
ひとつはどのラケットもガット張り上げると変形をするということ、そして10年以上の前のモデルに比べて今のラケットの方が変形しづらいということです
横糸を下げる張り方は丸~横長に、横糸を上げる張り方は卵型~縦長の形に近づける調整になります
ぺんてぃ
ぺんてぃ
ストロークの安定感UP?
縦横揃えたテンションの時よりも「ガット上でボールが暴れない」感覚が強くなります
特に相手の速いボール・伸びてくるボールを返す時に安心感が増すため、今よりもストロークでのミスを「道具によるサポートで」減らしたい方はトライしてみる価値があります
ぺんてぃ
ボールが伸びる
横糸を落とす場合に比べて、明らかに初速・バウンド後のボールが伸びてくれます
横糸を落とした時は縦の変化が大きくなる(スピンで収まりやすくなる)感覚が強まるのに対して、横糸を硬くした時はまっすぐ刺さるようなボールが打ちやすくなります
安定感以上に、球質を高めたい方は横糸を気持ち硬めに張る選択肢を検討するのも大いにあり
ぺんてぃ
球足の遅いオムニでの試合が多い日本人は特に武器になりそう
横糸 差をつける際の目安
横糸を硬く張る場合…
- 2ポンド差がベター
- 1ポンド差でもOK
- 5ポンド以上、硬くしない!!
横糸のテンションを下げる場合もそうでしたが「縦横の差は1Pでも十分わかる」ので、差をつけたい方には1~2ポンド差から調整してみましょう
「打感の鈍さを解消したい」「爽快感ある飛びが欲しい」「もっと鋭い球が打ちたい」等の狙いは、1~2ポンド差でも十分表現できます
「度を越えて横糸を硬くすると変形→破損」に繋がるため、1~3ポンド以内(最大でも4ポンド差まで)を目安に適正テンションを見つけてみてください
ぺんてぃ
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