バボラのラケットに合わせるガットとして、なんだかんだ『RPMブラスト』が優秀なんだよなぁ
という考えがかれこれ10数周しているので、一度記事にまとめておきます
ただ使用感として標準的以上の性能を持っているのに「なぜかやや癖がある」点についてもとりあげるので、ブラストを使いたい方・今後も使い続けたい方・ブラストを卒業したい方等に参考にしていただければと思います
ぺんてぃ
RPMブラストを使う理由
朝と夜練いってきた!!
自分主催練習だとなかなか好き勝手打てないから、参加者として出来る練習はかなりありがたいです☺️
ただ、ガットのセッティングが決まらん!!プレストありか横糸硬め、そんで少し飛ぶように張るのが今の自分には合ってるのだけど、気温変化やサーフェスに合わすのが難しい pic.twitter.com/EPk2Rsbfy3
— ぺんてぃ (@racket_labo) February 19, 2023
「ブラストの何が優れているか言え」といわれると、正直すこしドモります
飛びも悪くはないけどめちゃくちゃいいわけではない。スピン性能としても「ハイパーG」のようなわかりやすい引掛かり感もなければ、プロハリやレーザーコードのようなボールのまとまりのある安定感もない
ただ僕自身がブラストに帰ってくる最たる理由は、
ピュアドラ2021に合わせた際に、なんだかんだ一番思うように打てるから。になります
打感的には他のガットの方が魅力なのに、性能的にも髪を引かれるようなすげぇ何かがあるわけではない。
けどなぜか使ってしまう「ブラスト」が結局優れているのではないかと思うわけです
①当てたショットの質があがる?
僕がピュアドライブ合わせる際に、頻繁にブラストと迷う選択肢なのが「RPMパワー」
フィーリング的に引掛かり感が出て、「張りたて時」は打ち込んだ際の抜け感も少ない。そして謎に「ダブルス」の勝率が高いのが理由です
ただ結局ブラストを使うのは「バックハンドが甘くなる」「サーブとボレーが明らかにブラストの方が良い」「RPMパワーは張りたて過ぎるとオワりやすい」という点が気になるからです
ピュアドライブが2018ならRPMパワーで良かったかもしれません。けど2021×シングルスは「ブラスト」の方がなんか使い良いのです
②使い慣れたフィーリングだから?
使い慣れているから戻ってくる、の回答も50%は正解だと思います。しかし50%は間違っているんだよなぁの矛盾も抱えています
なぜなら自分のテニス人生で最も使用期間の長いガットは「プロハリケーンツアー」で、第二位はルキシロンのオリジナル。同率でRPMブラストが2位かなって感じです(張った本数は断トツでブラストですが…笑)
そもそも僕は「RPMブラスト」が好きではなかったんですよね。強く打つと飛ばなくなるし、かといって厚く当てると抜ける。緩く当てるともっと飛ぶ。みたいな感じで。
その点使い続けてきた「RPMハリケーン(旧プロハリ)」は振れば振った分だけ飛ぶし、回転も掛かってくれている「気」がする。酸いも甘いもともに過ごしてきた思い出補正も加味すると、ブラストを選ぶわけがないのです
ただ今のピュアドライブが硬くなってきたこともあり、ブラストが一番バランスが良くて張っていることには間違い何のですが、使い慣れたというのはちょっと違うように考えています
ぺんてぃ
③性能的に優れているから?
正直どのラケットにも合わせやすくて、万能感がいま最も強いとされるガットは、ヨネックスの「ポリツアーレブ」で間違いないと考えています
ポリらしい良さはあるのに、ボールは飛ぶしスピンはかかる。耐久性も良くお値段もブラストより少し高いくらい(240mだから、単価換算なら実際はレブの方が安い)
ただ、そんな優れた「ポリツアーレブ」の致命的な弱点は、ガットが伸びると球が抜けやすくなるということ
だから僕はフィーリングが良くてぼやけるのを抑えられそうな「RPMパワー」とハイブリットにしたら良いだろうなぁと安易に考え試したらすごく良くて、ツイートしたらいつの間にか「ポリ×ポリ」のハイブリットの定番のひとつになりつつありますが….
僕自身もこのセッティングでの勝率(男ダブ&ミックス)はRPMブラストを遥かに凌駕しています。
じゃあずっと使えよってなるかもですが、なぜか普段使いに定着しません。理由はだいたい以下3つ
- 横糸のRPMパワーが硬くて、手首にダメージ
- バックボレーの感覚がずれる
- ↑を改善する上位互換が生まれないか他を試す
またダブルスコートに収める分には100点なのですが、ピュアドラと合わすとシングルスコートにコンスタントに収まりません。
それらも踏まえて「角度のつけやすいRPMブラスト単張り」に戻ってきます。単に性能に優れているから、という理由でもなさそうなのです
RPMブラストが優れる要素
『RPMブラスト』が良いと思う理由
- シングルスの時に飛びすぎない
- サーブとボレーがしやすい
- セッティングを調整しやすい
- バボラ×バボラでかっこいい()
うだうだ書いてしまいましたが、要約するとこんなところです
多分自分が完全にシングルスを諦めたり、ベテラン大会ガチ化による道具変更を検討したり、そもそも道具の好みが大きく変わらない限りは「単張りは」ブラストを使い続けると思います
けど最近挑戦し続けている「ポリ×ポリ」ハイブリットももう少しで定着しそうな気もしていたり、もはや我慢できなくなって自分でポリガットを作るタイミングがきたりで、一年後とかには使ってないかもしれませんが
けどブラストはそれなりに使いやすいため、自分のなかの困った時の定番ガットになってきているのは間違いありません。
バボラのラケットをお使いの方は「とりあえずブラスト」はあながち間違いではありません
ぺんてぃ
ブラスト愛を感じますね!ほぼ同じ印象でした!(使用ラケはスピードプロ。何世代もスピードプロから離れられていません。)
ある程度振れている日は安定感があり(少し飛ばない)、振れてない日は逆に抜けてアウトやフォルトが増えてしまう、、でも何だかんだ戻ってきてしまうストリングです。
ブラスト、ブラックコード、ツアーバイト、ハイパーGの中で彷徨っていましたが、縦ハイパーG、横ブラストのハイブリッドが自分にはハマりました。
単張りハイパーGは硬すぎて厳しいのですが、横をブラストにすると、飛びもホールド感も引っかかりも全てバランスが良く、安心して使えています。
ゲージをどうするかや、ハイパーGソフトも交えてみて、ベストセッティングをもう少し探ってみます。
コメントありがとうございます!おっしゃられる通りの感覚です(笑)
細かい調整をしていくうえで今後ポリ×ポリも流行りそうだなと考えています!縦糸にハイパーGを使ってちょうどいいとはしっかりスイング出来ている方なのだなと感じます!!
僕はだいぶ飛ばせなかったので、縦糸にはレブ・ストライクあたりのヨネックスのモノを愛用することが多いです!
大変情味深く読ませていただきました。
一つのストリングスを突き詰めたぺんてぃならではの記事に感心致しました。
結局のところブラストに戻ってしまうお気持ちもよくわかりました。
ちなみに、ブラストを横に入れるセッティングをするハイブリッドの場合、飛びを意識した場合のおすすめはどちらになるかお教えいただければ幸いです。
すいません!
ぺんてぃさんの「さん」が抜けてしまいました。失礼しました汗
コメントありがとうございます!ポリ×ポリのセッティングのお話ですかね??
フォアとバックのどちらをより重視するかによって結構変わるなと思いますが、ブラスト単よりポリを使って飛びを良くしたい場合はレブやファイアあたりから試されることをおすすめします!