- 多角形ポリとは?徹底解説
- 形状によって異なる使用感をレビュー
- 具体的なガット例も紹介
ポリを張ろう!!と思っても、たくさんの種類故になかなか選べないのが「テニスガット」
特にポリは、硬さ・色そして形状によって全く使用感が異なるため、何を使っていいかわからなくなりますよね
ただ傾向を把握することで、自分なりの好みを掌握することが「可能」です!
【ポリガットの選び方】
多角形ポリ使いまくって思ったけど、適当に形状選んでる人多いだろうなって思った!てかそもそも性能差分かりづらいよね!
だから各形状ごとにまとめた記事を作ります!具体例も一緒にね🐧ポリ張ってもええんやでおじさん
「ポリ張ってもええんやで」 pic.twitter.com/nCoOihmTpI— ぺんてぃ@ラケットラボ (@ak_racket_labo) April 10, 2020
本記事では「ポリを張りたい」方向けに、各形状の違いと使用感の違いについてまとめてみました
【テニスガット】自分に合った形状を探してみた
- 丸型と多角形ガットの違いとは
- 各形状別、性能の違い
- 形状と着色料で打感が決まる
「ポリの形状選び」をするにあたり、理解しておきたいポイントが3つあります
それは「基礎」「引掛かり感」「打感」の3つです。ここの理解が出来ていない状態でガットに臨むと、なかなか良い出会いが出来ません
逆にここのポイントを抑えておくだけで、グッと成功率が高まります
ぺんてぃ
多角形ポリはなぜ生まれた?
- 元々は丸型ポリしかなかった
- デコボコの表面加工ガットの出現
- その進化系?として多角形誕生
一般的な丸型ポリが全盛だったのは2004年頃までの話
その後バボラのプロハリケーンツアーの大頭により、「多角形ポリ時代」に突入
ラフ加工によるガツっとしたホールド感よりも、直接ボールを擦り上げる多角形ポリの「引掛かり感」がテニスプレイヤーの心を掴みました
ぺんてぃ
丸型ガット vs 多角形ガット
- 丸型は飛びが素直
- 多角形ポリは射出角度が変わる
ただ、スピンが掛かりやすいからと言って必ずしも多角形ポリが優位なわけではありません
多角形ポリの引掛かり感は、ボールの前方向の推進力を本来よりも少しずらすことで作り出されています
そのため「必要以上のスピン」が掛かることで起きる失速感が、多角形ポリの弱点にもなりえるのです
けどスピン量も「コントロール」技術に入るからね!!
ぺんてぃ
多角形ガットが向いている方は?
- スイングパワーが大きい人
- パワーのあるラケットを使う人
- ボールの軌道を上げたい人
多角形ポリの一番の強みは「回転にパワーを逃がせる」ことです
自分の適性に対して過剰なパワーを回転に変えることで、力加減を調整しやすくなります
パワーがドンピシャのラケットでは出せない「攻められづらい跳ねるボール」や「ベースライン後方からの打ち込み」を武器にするために多角形ポリを選ぶという選択は◎
だからこそ、多角形ポリの需要は更に伸びていくよ!!
ぺんてぃ
多角形ガット別の基本性質
- 三角形状…引掛かり感最強
- 四角形状…ソリッドにまっすぐ飛ぶ感じ
- 五角形状…強いホールド感、落ちるスピン
- 六角形状…癖が少ない、一般的
- 七~八角形状…丸型よりも引掛かり感有
3角形状のポリガット
- 引掛かり感最強
- 軌道の変化が一番大きい
- 飛びが強くて抜ける感触あり
モデル数がほとんどないこともあり、これからも開拓の余地有りの「三角形状」のストリング
三角形状特有のホールド感と、打ち出し角度の高さが大きな強み。トアルソンのデビルスピンなんかもこの枠組みかな??
ちなみにダンロップからも三角形状の新製品ポリ「EXバイト」がデビューします
どちらもとても気になる(ダンロップさん楽しみに待ってます)
ぺんてぃ
4角形状のポリガット
- 軌道の変化より、落ちに特化?
- 打ち出し角度は結構まっすぐ
- 打感はやや硬めの傾向
三角形状とは大きく性格が変わり、ガッチリした打ち応えが強くなる「四角形状」のストリング
ボールスピードを落とさずに、引掛かり感の良さを高めたい方が使ってあげるとマッチしやすいです
youtubeにも出演してくれた先輩は、普段ラジカルプロのブラックコード4Sを使用
ぺんてぃ
5角形状のポリガット
- ボールの落ち方が独特
- 失速感も少しあり
- パワーヒッターにおすすめ
やや高めの軌道から、ぐわっと沈むような軌道を打ちたい方におすすめの「五角形状」
ブラックコードやハイパーG等、自分からガンガン打つ方が好む傾向の強いガットが多いです
6角形状のポリガット
- 最もシンプルな使用感
- 回転、潰し感のバランス良い
- 多角形ポリの基本の「き」
多角形らしい引掛かり感と潰し感が丁度良く味わえるのは「六角形状」
自分のボールスピードを損なわない程度に回転が掛かるので、選手層に使われるのは大いに納得
厳密には星形ですがダイアデムの「ソルスティス」(ソルティス)や、シグナムプロのヘキストリーム系等に採用されています
ダンロップからも「EXスピン」の名で六角形状モデルがデビューします
お~~~!!
合うストリングがあってよかったです😆
エクスプロッシブスピンはスピン性能◎です💯💯💯
自信をもって使ってくださいね‼️🙌😉#エクスプロッシブスピン #軌道を制す #ダンロップストリング https://t.co/vDhK5f3CiY pic.twitter.com/IS4pWoqNAw— Dunlop Tennis Japan_ダンロップテニス (@dunloptennisjp) March 23, 2020
7~8角形状のポリガット
- 丸型よりも少し引掛かる打感
- 打ち抜き感はほぼ丸型
- 丸型より少し安心感がある
角が増えれば増えるほど、丸型に近づくため「打ち抜いた時の湿り感」が感じられる「7~8角形状」
丸型ポリよりもボールが引っ付く安心感があり、張りたての気持ちよさはやはり多角形!といった感じ
王道ですが「バボラのプロハリ(次期RPMハリケーン)やRPMブラスト(次期RPM)なんかが該当します
多角形ポリと上手く付き合うコツ
- 多角形ポリは打感硬くなりがち
- テンションは無理なく緩めに
- スピン性能だけを注視しない事
「スピンの使用意図は何か?」を見失わないようにしよう
ぺんてぃ
スピンを意識するとどうしても「弾道が~」とか「ボールの落ちが~」とかに注意が行きますが、広い視野を持ちましょう
例えばテンションを変えれば解決する、ゲージを変えれば解決する問題を「ガットの種類で解決しようとしてハマる」方が後を絶えません
他の部分をクリアに出来てこそ「多角形ガットの良さ」が発揮されるので、ベースセッティングには気を付けていきましょう
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