薄ラケ内では珍しい、全くしならない『エクストリームツアー 2022』
ブレの少なさを実現するためかフレームの剛性感が強く、鉄板で打っているような硬さを感じます
パワーロスが少なく、コントロールの乱れも生まれづらい競技性の高いフレームと言えるでしょう
≪ エクストリームツアー 2022 ≫
- 凄みのあるボールは期待できない
- 淡々と質の良い球を打ち続けられる
- ガットでのサポート必須?
#エクストリームツアー 2022
第一印象は「2020モデル」より明らかに飛んだ!!
相変わらず硬めで良くも悪くも飛ばない傾向こそ強いけど、前作より斜め上にボールが出てくれるからミスらず快適に打ち続けられた!
CPI通り?にラジカルMPとプロの間くらいの飛び!
アルパワーとか気持ちよさそう🤤 pic.twitter.com/v9yCxdfbjR
— ぺんてぃ (@racket_labo) February 8, 2023
ぺんてぃ
本記事では「エクストリームツアー 2022」の使用感と、他モデルとの比較についてまとめてみました!
エクストリームツアー 2023|インプレ
トーナメントプレーヤーのための究極のスピンマシン、EXTREME TOURが、対戦相手を圧倒する強力なスピンをもたらす最新のAuxeticテクノロジーを搭載してアップグレードされました。
- 控えめなホールド感
- 控えめな飛び性能
- 収める分だけ、回転が掛かる
- 振ってなんぼの競技系モデル
HEADのラインナップの中でも最も『エクストリームツアー』は固いモデルになります
弾き感も少なく、ベタっとホールドすることもない「淡泊で、あっさりとした打ち心地」に、雑味はほとんどありません
自分からボールを飛ばせる「学生・セミプロ・プロ」のための競技用ラケットです
デザイン
スペック
- フェイス:98inch
- 基本重量:305g
- バランス:315mm
- フレーム厚:22-23-21mm
- SW:317 (ガット有)
- フレックス:RA63
- 全長:27inch
- パターン:16/19
- 発売時期:2022年10月
柔らかさ:★☆☆☆☆
- 最も硬い、がっちりした打ち心地
- 早いスイング:やや硬め
- 遅いスイング:硬め
硬い打感ですが、ケガやストレスに繋がりそうな「嫌な硬さではありません」
アシスト感がないので、つまらないフィーリングにも感じられます。しかし、この遊びのない素直な感じが安心感に繋がります
自分で振っただけしか飛ばない、感覚が一部の競技者にはたまらないと思います
ぺんてぃ
パワー:★★☆☆☆
- オーセチックで少し楽になった
- 自分で振っただけしか飛ばない
- フィジカルの強さ=球質 へ
「バキバキ」に飛ばない前作から比べると、いくらか優しさを感じました
ただHEAD内はもちろん、市場的にも飛ばない部類のラケットにあたるため「アシスト性能」には期待できません
技術以上に、使い手のパワーがそのまま「ボール」に表れやすいです
ぺんてぃ
スピン:★★★☆☆
- 可も不可もないスピン性能
- コントロールが断トツで良い
- 安定感を重視する方へ
ボールにまとまりが出やすく、適当に打っても抑え込めるのが『エクストリームツアー』最大の強み
しなるラケット・フレームで飛ばすラケットには出せないショット精度の高さは、ストロークに限らずどのショットにも通じます!
敷居の高いラケットですが、いざ使い込めた時は「良き相棒」になってくれやすいです
ぺんてぃ
安定的に使い込めるのラケットは、選手的にも嬉しい性能!
エクストリームツアー 2022|比較
≪エクストリームツアー 2022≫ 評価
- 万人ウケしないニッチなモデル
- 男性は学生、女子はセミプロ以上へ
- 飛びすぎを恐れなくてよいラケット
どのショットも「ハード」な使用感になるため、誰でも使いこなせるラケットではありません
使い手にパワーがないと失速しやすく、しなりの柔らかさを使ってホールドさせるのも難しいため「競技レベル」の方でないと性能を持て余すでしょう
しっかりラケットを振ってコントロールするテニスを覚えるために使うのは、ありだと思います
ぺんてぃ
飛ばないラケットに、飛ぶガットを張りたいタイプのプレイヤーにはぴったり!
エクストリームツアー 2020(前作)|HEAD
「エクストリームツアー 2020記事」
前作『エクストリームツアー』との違い
- 前作より、飛びが良くなった
- 新作はボールが飛ぶ分、回転を使える
- マイナーチェンジの成功例
エクストリームツアーらしさは守りつつも、性能が少しづつアップデートされたのが「2022モデル」
「2020が良くて、2022が使えない」という声もほとんどんなく、2022モデルに積極的に変更するのはありだと思います
2020モデルより少しだけ飛んでほしい、と思ってた方に特にオススメ
ぺんてぃ
邪魔にならない程度にスッキリした打感は、エクストリームユーザは嫌いじゃないと思う!
ラジカルMP 2023|HEAD
『ラジカルMP』は「前作の良さ・前々作以前の良さ」が詰まった完全上位互換
過去のモデルは「鋭い飛びは魅力だが、軽いため少し弾かれる」感覚が強かったのですが、前作&今作は「弾かれずに潰して飛ばす」安定感が爆上がりしています
飛び・スピン・安定感の3点共に優れ、現環境のスピードテニスにも対応しやすい推しモデルです
ぺんてぃ
エクストリームツアーよりも鋭い球の出が特徴!
FX500ツアー 2023|DUNLOP
使い勝手は似ていますが『FX500ツアー』の方が若干、優しさがあります
『エクストリームツアー』は当たりの厚さで飛びを調整する感覚、『FX500ツアー』はボールを通すネット上部の高さでコントロールすると気持ちよく打てました
打つ動作自体よりも「相手に有効かどうか」に意識を向けやすい、競技ラケットです
ぺんてぃ
けどトータルの安心感は、FX500ツアーの方が僕は好みだった!
Vコア98 2023|YONEX
『ブイコア98』はエクストリームにない芯の柔らかさ、があります
全体的にムニムニした打ち心地で、剛性で叩き潰す歴代ブイコアのイメージからは少し外れています
エクストリームツアーより特に「バックハンド」の打ちやすさを感じました
ぺんてぃ
「ラジカルプロ」も一緒に試してみるといいかも!
エクストリームツアー 2022|レビュー
#エクストリームツアー 2022
第一印象は「2020モデル」より明らかに飛んだ!!
相変わらず硬めで良くも悪くも飛ばない傾向こそ強いけど、前作より斜め上にボールが出てくれるからミスらず快適に打ち続けられた!
CPI通り?にラジカルMPとプロの間くらいの飛び!
アルパワーとか気持ちよさそう🤤 pic.twitter.com/v9yCxdfbjR
— ぺんてぃ (@racket_labo) February 8, 2023
使い手にパワーがあって、とにかく飛びすぎを抑えたい場合に使って欲しい『エクストリームツアー』
「アルパワー」や「ホークタッチ」などの適度に飛ぶ打感の柔らかいポリガットと合わすと、厳しさがいくらか和らげられます
自分からガンガンボールのしばける、競技プレイヤー好みの使用感です
ぺんてぃ
少し背伸びをして選んでもミスが出やすくなるわけではないから、中3・高1の子がラケット変更で選ぶのにもオススメ!体を作って習熟度を高めれば、十分使い込めるラケットだよ!