- ウイルソンのラケットを徹底解説
- ウイルソン内のモデルを選びたい方へ
- 他メーカーの主力機種も紹介
「フェデラー」「錦織圭」「ウィリアム姉妹」といったビッグネームの選手が愛用することで知られる「ウイルソン」
日本国内での「選手実績・PR力」も高く、アマチュア人気もかなり高め
しかし、いまいち「シリーズ・機種ごとの違い」がわからない方も多いのではないでしょうか?
ぺんてぃ
他シリーズとの違いも合わせて、全部解説しちゃうよ!
本記事では「ウイルソン」の各モデルごとの違い・他メーカーの機種との違いについてまとめてみました
【ウイルソン】テニスラケット 比較
- ウイルソンの王道:ブレード
- コントロール:プロスタッフ
- パワーが魅力:ウルトラ
- 異次元の柔らかさ:クラッシュ
ウイルソン内で最も使用率の高い「ブレードシリーズ」を筆頭に、個性を出しながらもバランスを重視されたモデルが出揃っています
「ブレード・プロスタッフ」はボールの飛びを抑えたい方に向けたシリーズ
一方で「ウルトラ・クラッシュ」はラケットパワーを求める方に向けられたシリーズです
メモ
ウイルソンユーザーは全体的に「コントロール・打球感」を大事にする傾向
最近は新たな層を取り込むため、パワー性能を重視する「ウルトラ・クラッシュ」の開発に力を注がれています
[/memo]BLADE(ブレード)
【#ブレード100】
フォアめちゃ打ちやすい!バックはスピン系が少し抜ける!厚い当たりがポイント!
個人的好みを言えば、あと1mm厚ければ、回転とかにパワーまわせて幅がもっと広がって良かったのかも🐧
プイコアプロ100をもっとぐわ!!っとした感じ
個人的にはあり!使い込みもあり!#BLADERの覚醒 pic.twitter.com/QgnWBSEElF— ぺんてぃ@ラケットラボ (@ak_racket_labo) January 29, 2020
- トップヘビー + コントロール
- 最も実践的なツアーモデル
- 選手層にウケる万能な性能
ウィルソンのラケットで最も人気の高い「ブレード」シリーズ
「トップヘビー」という特徴の元、一般的な薄ラケットよりもラケットヘッドを加速させやすい・ボールを飛ばしやすいメリットを持ちます
ウイルソン内はもちろん、業界内でもポジション取りが確立出来ているので性能の被りのない「独自性」にも優れています
ぺんてぃ
「ブレード」の最新作に関する記事はこちら
PROSTAFF(プロスタッフ)
【プロスタッフ97CV】
ウイルソンの伝統的なツアーシリーズのプロスタッフ。率直な感想は結構飛ぶんだな〜って感じ!
個人的には現行ブレードより使いやすく、しっかりスピンをかけて納めていける安心感がありました!
トップがもう少し重ければ…#PROSTAFF #プロスタッフ pic.twitter.com/Ky1u4lzqiL— ぺんてぃ@ラケットラボ (@ak_racket_labo) August 4, 2019
- フェデラー愛用モデル
- THE薄ラケ感が濃縮!
- 取り回しの良さ+コントロール
ウイルソンの歴史を語る上で欠かせない、伝統の「プロスタッフ」シリーズ
「プロスタッフ・シックスワン」シリーズといったトップライトの薄ラケが代々の人気を支えてきました
ブレードに比べると自分からスイングしないとボールを飛ばせないため、使用ハードルは高め
ラケット自体の自己主張は強くないので、ブレードよりもオールラウンドなテニスに◎
ぺんてぃ
「プロスタッフ」の最新作に関する記事はこちら
ULTRA(ウルトラ)
【ウルトラツアー95CV】改めて面のブレなさが半端ない。終始ボールに安定感がありました。先が重めなのも個人的にはGOOD!309gとちょい重めなので、継続して打つのにはきついが速い球に打ち負けない感じは他のラケットよりも強め! pic.twitter.com/IVrlA3VWjp
— ぺんてぃ@ラケットラボ (@ak_racket_labo) 2019年4月29日
- 圧倒的パワーが魅力
- ストローク重視は「ウルトラツアー」
- ボレー重視は「ウルトラ」
2013年頃に「ボレー特化ラケット」としてデビューし、ウイルソン内の黄金スペックモデルとして存在している「ウルトラ」シリーズ
注意が必要なのは、「ウルトラ」と「ウルトラツアー」の2派生がある事です
「ウルトラ」はウイルソンらしいマットな打感・カンカンした弾き感が少なく球離れが遅めなのが特徴
「ウルトラツアー」は「ウルトラ」よりもラケットヘッドが重く、振り回したときのスイングパワーが大きくなるように設計されています
「ウルトラ100CV」を筆頭としたウルトラシリーズは、ボレーの飛びを調節できる感覚があるから大人にはこっちのモデルの方が汎用性が高い!
ぺんてぃ
「ウルトラ」の最新作に関する記事はこちら
CLASH(クラッシュ)
【クラッシュ98】
クラッシュシリーズ、競技モデル大本命。しかし球は飛ぶのにトップライトな感じに終始慣れませんでした😅
厚いあたりで打った方が収まりが良かったのが強み!
一方でピンポイントのコントロールはしづらかったかなという印象。
100や108の方が衝撃+使いやすさがあったかな!#clash98 pic.twitter.com/WZuzxquR6E— ぺんてぃ@ラケットラボ (@ak_racket_labo) 2019年7月15日
- ラケットが圧倒的にしなる!!
- ラケットパワーは「ウルトラ」以上
- 癖が強く、好みがばっさり分かれる
従来のラケットではあり得なかった、特異なしなり感・反発性能を両立させた「クラッシュ」
腕力でラケットを曲げられるほどラケット自体が柔らかく、ソフトな打球感を感じられます
アマチュア社会人レベルの方には「柔らかくて優しい感じ・ゆっくり振っても攻められる」と好評です
個人的なおすすめは「クラッシュ100」か「クラッシュ108」といった大きめフェイスが良い感じ!
ぺんてぃ
「クラッシュ」の最新作に関する記事はこちら
BURN(バーン)
【BURN95CV】錦織選手がウルトラにスイッチしたこともあり、使用者が徐々に見られなくなりつつあるバーン95CV。
ラケットヘッドの重さを活かした、パンチショットが非常に打ちやすくストロークにおいて打ち負けない安定感があります。
バーン95CVを使いこなしている方=競技者のイメージ強め #BURN95CV pic.twitter.com/mnlcIBuDUk— ぺんてぃ@ラケットラボ (@ak_racket_labo) 2019年5月26日
- ガッチリした打ち応え!
- 相手のボールを叩き返せる面安定性
- 今後は廃盤になるシリーズ?
錦織選手がが2018年末まで使用し続けてきた「バーン」シリーズ
スピードボールを打ちたい・打ち負けないラケットが欲しいという要望を叶える「硬くて強靭」なシリーズ
主力だった「バーン95CV」は「ウルトラツアー95CV」に実質的に移行されたため、今後は廃盤となる可能性が高いです
僕個人の意見だけど、ウルトラツアーや他メーカーモデルで「代用は効く」ので問題ないと思う!
ぺんてぃ
「バーン」の最新作に関する記事はこちら
ウイルソン:おすすめの選び方
- 最初に試すべきラケットは「ブレード」
- しなり要らない→「プロスタッフ」
- もう少し飛んで欲しい→「ウルトラ」
- 打感を硬くしたい→「ウルトラツアー」
- 飛びもしなりも必要→「クラッシュ」
陽気なA君
これは一通りブレード98や100を使ってみるのが大事というニュアンスでいいのかな?
ブレードはウイルソンのモデルのほぼ「ど真ん中」に位置するモデル!
ウイルソンから選びたいという基準があるならば、ブレードから試そう!
ぺんてぃ
なぜ「BLADE(ブレード)」なのか?
- 高水準でまとめられた性能
- 飛び具合が「THE・標準」
- ウイルソンらしさが感じられるモデル
2019・2020モデルに生まれ変わったBLADE(ブレード)は、「飛び具合・打感・取り回し感」のどれをとっても高いレベルでまとまっています
そのため一番最初に試した「ブレード」で落ち着くというユーザーが増えたというのもポイント
もちろん、ブレードは万能ではありません。だからこそウイルソン内のモデルにしたいという方こそ、「ブレード」を基準にラケット選びをすることで「自分がラケットに求める基本性能」を発見することが出来ます
「プロスタッフ」が気に入る例
- ブレードの打感は嫌いでなかった
- もう少し「シャキッ」と飛んで欲しい
- パワーはブレードで十分
- トップライトの取り回し感が好き
上記感想を持った方は「プロスタッフ」シリーズを候補に入れましょう
ブレードは球持ちが良い分、歴代モデルのような「叩いた時のはっきり感」が若干損なわれています
そのため、バコった時の安心感・打てば打っただけの情報が欲しい方は「プロスタッフ」シリーズが適任です
メモ
- 「プロスタッフ 97CV」を試す
- 「ブレード98」と比較
- 重量違いモデルも試す「RF」「97L」
「ウルトラ」が気に入る例
- ブレードの打感OK!
- シンプルに飛びだけ強くしたい
- バックハンドがきつかった
- ボレー時のパンチ力を上げたい
- ダブルスがメイン
「ウルトラ」シリーズを候補に入れたい方はこんな感じ
はっきりした打感ではなく「マイルドな打感」が特徴なので、ジュニアはもちろん社会人のプレイヤーにも◎
カンカン勝手に飛んでしまう感触も少ないので、黄金スペックに挑戦したい方にもいいでしょう
メモ
- 「ウルトラ100CV」を試す
- 「ブレード100」と比較
- 弾き欲しい→ウルトラツアー100CV
「ウルトラツアー」が気に入る例
- 打ち応えを強くしたい!
- しばいた時の安心感が欲しい
- 飛びは自力で調整する
- スピン性能は特に要らない
- 打ち負けない安定感が欲しい
上記感想を持った方は「ウルトラツアー」シリーズを候補に入れましょう
パワーが魅力の「ウルトラツアー95CV」、コントロールが魅力の「ウルトラツアー97」のどちらの性能がより欲しいかはっきりさせておくと良いです
日本人の体格・コート環境的には、ウルトラツアーを選ばれる方の多くは「ウルトラツアー95CV」の派閥の方が合っていると思います
メモ
- 「95CV」か「97」を選ぶ
- 「ブレード98」と比較
- 飛び欲しい→フレームが厚いモデルへ
「クラッシュ」が気に入る例
- ブレードの打感は悪くなかった
- しなり感ももっと強く!
- もっと楽なラケットが良い
- フェイスの撓みも大事にしたい
クラッシュは楽に飛ばせるモデルですが、決して簡単なモデルでもありません
ラケットの撓みを上手く使わないと良さが発揮できないので、「ぶんぶん振り回す方」にはまず合わないでしょう
「クラッシュ100・100L・108」といった標準~軽量モデルの方がクラッシュらしさを存分に感じられます
ぺんてぃ
え?108wってなる方が多いと思いますが、「ただの先入観」でベストマッチラケットに出会えないのはもったないよね!
メモ
- 「クラッシュ100」を選ぶ
- 「ブレード100」と比較する
- しっかり感が欲しい方は「108」へ
【他メーカー】競合ラケット 一覧
陽気なA君
他メーカーから「ウイルソン」に浮気したいんだけど、どの辺が競合になってるか整理して欲しいな![/say]
ぺんてぃ
ブレード:競合モデル例
- ヨネックス:ブイコアプロ
- バボラ:ピュアストライク
- ヘッド:グラビティ
- プリンス:ファントム
- ダイアデム:エレベート
プロスタッフ:競合モデル例
- ヨネックス:レグナ
- バボラ:ピュアストライクVS
- ヘッド:プレステージ
- ダンロップ:CX200
- プリンス:ツアー
- スノワート:グリンタ98
- ダイアデム:エレベート
- ブリヂストン:Xブレード
- テクニファイバー:T-FIGHT
ウルトラ:競合モデル例
- ヨネックス:EZONE
- バボラ:ピュアドライブ
- ヘッド:インスティンクト
- ダンロップ:SX300
- プリンス:ビースト
- スノワート:ビタス,グリンタ
- ダイアデム:NOVA(ノヴァ)
- トアルソン:SマッハXF
ウルトラツアー:競合モデル例
- ヘッド:ラジカルプロ
- ダンロップ:SX300ツアー
- スノワート:グリンタ100ツアー
クラッシュ:競合モデル例
- バボラ:ピュアドライブ
- ヘッド:インスティンクト
- ダンロップ:CX400
【ウイルソン】ラケット まとめ
- 「ブレード」を基準に!
- しなり感要らない→「プロスタッフ」
- 少し飛び欲しい→「ウルトラ」
- 打感を硬くしたい→「ウルトラツアー」
- 飛びもしなり感も→「クラッシュ」
よく区別されたラインナップなので、「ブレード」を基準にするとウイルソンのラケット選びは攻略しやすいです!
「ウイルソン」内でラケットを選びたいという方は、ぜひお試しください
ぺんてぃ
時間もお金も無駄になっちゃうからね!
「ブレード」の最新作に関する記事はこちら
関連記事
youtubeも始めました!動画でインプレを見たい方はチャンネル登録もどうぞ!
テニスラケット 新製品情報
新製品情報に関する記事はこちら
【徹底比較】黄金スペック ラケット
【3万円稼ぐ】簡単に作れるラケット代捻出術【有料記事】
ラケット欲しいけど、お金がない…という方必見!!
教材代もすぐにペイ!そして+αが見込める人気記事はこちら
[…] 【ウイルソン】テニスラケット 徹底比較【選び方も解説】 […]
ウィルソンはしっかり打ったときの打球感と球の伸びは他メーカーを寄せ付けないと思います。
(僕は特にプロスタッフとウルトラツアーcv系が好きです)
ものすごい柔らかいというか食いついて「ボコッ」っていう感じの打球音
やっぱりどちらかというとフラットドライブ系の人に向いてるメーカーかな(?)