スチームシリーズの後継機でフルモデルチェンジされたバーンシリーズ。
フレーム厚が22mmと比較的薄めなのにバランスポイントが325mmとトップヘビーなのがこのモデルの特徴。
お馴染み錦織選手が長らく使ってきました。
お騒がせしております錦織選手のNew Racket、BURN 95CV CAMO Edition。5つのCAMOから彼が選んだのはサンドカラーCAMO。ハードコートシーズンに向けたニューウエポン!#wilson #wilsontennis #wilsonracket #camocomeon #wilsonburn pic.twitter.com/2bGmT3H8MK
— W’s-EYE (@weye1) 2018年8月6日
ベースカラー以外にリバース、カモといったカラーリングがあります。
現在錦織選手はウルトラツアー 95CVにスイッチしています。
BURN(バーン)95CV スペック
- フェイス:95inch²
- 基本重量:309g
- バランス:325mm
- フレーム厚:22mm
- SW:339(ガット込)
- フレックス:RA69
- 全長:27.25inch
- パターン:16/19
- 発売時期 2016年12月
バーン95CV インプレ
打球感:ガッチリ系
がっちりした硬めのフレームにより、カンカンした球離れの早い打球感。
ラケットヘッド側が重くSWが高いので、しっかり振れるとガッシリ球が潰れてくれる感覚があります。
そのため意外と手元には嫌な硬さは残らず、打感自体は柔らかい印象を受けました!
反発性能:やや高め
球離れが早いこともあり、ボールを弾く感覚はかなり強いです。
ボールをしっかり潰せるとコントロールしていくことが出来ますが、ボールのノリ感を重視する方には正直向いていません。
身体が出来上がってきたジュニア選手~学生、スイングスピードが速い方が対象ユーザーになります。
スピン性能:やや高め
ボールを潰せば勝手に落ちる感覚があるのでスピン性能は総じて高め。
ガシュっと引っ掛けて回転を掛ける場合は特別掛かる感じはないので、ラケットヘッドを回して厚くボールを捉える方が好みます。
他の95inch²のラケットよりも確実にスピンが掛けられるように感じました。
類似・競合モデルとの比較
類似モデル:ウルトラツアー95CV 2018
個人的にはウルトラ95CVはバーン95CVの完全上位互換のように思えます。
クラッシュゾーン機能によりボールを噛む感覚が強化され、面安定性やボールスピードが更に改良されています。
グロメットが変わったことで打球感の変更はありますが、打感に違和感がなければウルトラツアーに乗り換えて良いでしょう。
類似モデル:BX300 2019
重量以外のスペックこそ似ていますが使用感は全然違います。
BX300もガッシリとした打感の中に比較的硬質感の感じられるフレームですが、BX300の方がフレームに乗って飛ぶ感覚が強いです。
クラシカルなプレースタイルや、タッチショットを多用する方はBX300の方が安心感があるでしょう。
類似モデル:REVO CV3.0F
フレームのカッチリ感がそっくりなREVO CV3.0F。
CV3.0Fの方が球離れが早く、よりフラット系で弾いてくれる感覚です。
重量が300gと使いやすいので、一般プレイヤーには3.0Fの方が使いやすいと思います。
BURN(バーン)95CV レビュー
【BURN95CV】錦織選手がウルトラにスイッチしたこともあり、使用者が徐々に見られなくなりつつあるバーン95CV。
ラケットヘッドの重さを活かした、パンチショットが非常に打ちやすくストロークにおいて打ち負けない安定感があります。
バーン95CVを使いこなしている方=競技者のイメージ強め #BURN95CV pic.twitter.com/mnlcIBuDUk— ぺんてぃ@ラケットラボ (@ak_racket_labo) 2019年5月26日
私自身はトップヘビーなラケットが好きなので、バーン95CVはめちゃめちゃ好きでした。
簡単にボールがつぶれるのでストロークのスピン・パワー共に申し分ないし、コントロールもいい。
ただやっぱりお勧めできるかどうかと言われると、勧める相手は選ぶモデルと答えます。
自分の競技レベルを考えた時に、自分のショットよりも良い球を打ってくる相手の方が多く、打ち負けたくないと感じている方には挑戦してみる価値のあるラケットです。
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バーンでも、ウルトラツアーでもそうなのですが、95と、95JPとでは、やはりそれなりに振れる方では95の方がいいのでしょうか?
ウイルソン側は、95JPを推している印象がありますので。
300g340mmなどにカスタマイズして使うぐらいが無難なのかなと悩んでいます。
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