RPMブラストよりも柔らかいエントリーモデルとして販売された「RPMチーム」
RPMブラストの素材内部に「空気」を混ぜ込み、柔らかさをウリにしているモデルになります
ブラストのフィーリングは好きだけど、「もう少し柔らかくて、勝手に弾かない」フィーリングを求める方に最適です
≪RPM チーム≫
- ブラストを低密度化→柔らかい
- 振れば振るほど、飛ばなくなる
- ブラストの弾き感が、苦手な方へ
Congrats Anastasia Kavounov the new U12 Canadian National champ👏👏👏#Babolat #Jetmach1 #StrikeTeam #RPMTeam pic.twitter.com/sCCihMacDt
— Brian Caulfield (@rep4babolat) 2018年8月28日
ぺんてぃ
ポリツアープロとブラストの間、みたいなイメージが良いかも!
本記事では「RPMチーム」の使用感と、他モデルとの比較についてまとめてみました!
バボラ RPMチーム|インプレ
RPMチームは、ポリエステル製ストリングを使用したときのスピンやコントロール力は気に入っているけれども、もっと柔らかいストリングをお望む方のための試合用ストリングです。内部の高密度な構造を実際に見ることはできませんが、重いスピンを打ったり、連続してショットを打ったりしたときの柔らかい打球感を気に入ってもらえるはずです。
『リアル』な使用感…
- バボラのポリが好きじゃないなら◎
- ブラストっぽさもあるけど、別物
- トアルソンのプロフォーカスっぽい?
柔らかさは感じつつも、ブラストに慣れていると「イメージより飛ばない」ことが多かったです
ストロークに関しては弾きすぎなくて良い。逆にボレーはもう少し飛んでほしいと思うことがちらほら
バボラのポリっぽくない剛性感はある意味、今風の使用感とも思いました
ぺんてぃ
柔らかさ:★★★★☆
- モチっとしつつ軽めの感覚
- 早いスイング:やや柔らかめ
- 遅いスイング:柔らかめ
点でたわむというより、面がたわむ感じ。ボケ気味な打感ともいえるかも
弱いインパクトでも強いインパクトでもガット面が暴れないフィーリングなのは、素直に良い要素
バボラのポリストリングで「最もエントリー層向け」な使用感です
ぺんてぃ
パワー:★★★☆☆
- 標準的な飛びのポリエステル
- 柔らかいぶん、弾きが少ない
- 球足は若干、遅くなるかも
柔らかさの感じられる系統のポリエステル、らしい飛び感
ボールを潰してコントロールするより、ガットのたわみをコントロールしながら飛びを調整すると使いやすいです
柔らかくてぶっ飛びづらい性能は、ハードヒッターにも好まれやすい性質です
ぺんてぃ
ガットの硬さがなくてもボールを潰せる方は、なおさら良いと思う!
スピン:★★★☆☆
- 標準的なスピン性能
- スピンアシストは一切ない
- 個人的には、ブラストの方が快適
安定した軌道で飛ばしやすい反面、抜けたな~って思うボールはしっかりアウトします
打てば打っただけ、振れば振っただけ。ただガットが柔らかい分スピンをかけつつ飛ばしたい時に少しストレスがありました
バウンド後に相手を差し込ませるようなスピン性能は、期待できません
ぺんてぃ
ガットに必要以上のスピン性能を求めないなら、問題なし!
性能維持:★★★☆☆
- 他のポリと大体一緒
- 打感は大きく変わりづらい
- 時間経過で飛ばなくなる
他のポリガットを使えていれば、全く問題を感じない程度には優れています
なんなら最初から柔らかさが強い分、ブラストより打感変化が少ない気もします
面にはりつく感じが強くなったら、張替えの目安です
ぺんてぃ
バボラ RPMチーム|比較
≪RPMチーム≫ の立ち位置
- どちらかというと「マニアック」
- ブラスト→ラフ→次くらいに検討
- フラットドライブ系の選手が愛用
「RPMチーム」を優先して張り上げるべきか、と問われるなら自分は「No」と答えます
RPMブラスト→RPMラフから大部分を似せて少しのフィーリングを変えたい場合、ポリツアープロ・プロフォーカス・アルパワーあたりのガットから似たモデルを使いたいタイミングで検討してみましょう
製品としては優れており、細かいニーズを叶えてくれるポリストリングです
ポリツアープロ|YONEX
日本で最もメジャーなポリエステルストリングのひとつである「ポリツアープロ」
RPMチームの方がガットに硬質さ(ハリ)がある一方で、ポリツアープロの方が柔らかい分受け止める感触も強くなります
ポリツアープロで少し失速感がある方は「RPMチーム」を気に入りやすいです
ぺんてぃ
プロフォーカス|TOALSON
ポリツアープロとRPMチームの間に位置する「プロフォーカス」
RPMチームよりも気持ち受け止める感触が増えるが、ポリツアープロよりも芯があって失速感が和らぎます
近畿大学のインカレトップ勢がこぞって愛用する「プロフォーカス」は隠れた名品です
ぺんてぃ
最近は「○○コンボ」と言って、プロフォーカスを使用したポリ×ポリハイブリットも出始めてるよ!
ジーツアー3|GOSEN
似た系統で、モッチリ感・飛び感ともに充実させたい方は「ジーツアー3」
発売ゲージ「1.18・1.23・1.28」のため、ガットの性質だけでなく「太さ」による使用感の差も表れます
「RPMチーム」よりも敷居が低い「ジーツアー3」から試すのもありです
ぺんてぃ
男女問わず一般層から人気を集める、ポリのエントリーモデル!
バボラ RPMチーム|レビュー
第一優先ではないものの、ブラストの暴発感を抑えられるポリとして使ってみる価値は十分あります
自分のスイングであったり、ラケットパワーだったりで飛びを出せる状態で使えると快適に使えます
ブラストよりも1割ほど販売価格も安いため、RPMらしい使用感で単価を抑えたい方にもオススメです
ぺんてぃ
柔らかさと安定感を両立したい方にどうぞ!