歴代のテニス選手から厚い支持を集めるプレステージシリーズ。
プレステージツアーは他のプレステよりも重量が10g以上軽いので対象がコア層だけでない普及クラス帯ラケット
プレステージだけで5機種あります。
またプレステージ以外は最新テクノロジーのグラフィン360が搭載されています。先日はラジカルを使用してきました。
めっちゃ試打中 pic.twitter.com/TnzWa430Gf
— ぺんてぃ@ラケットラボ (@ak_racket_labo) 2019年4月29日
現行プレステージはグラフィンタッチシリーズになります。
グラフィン360モデルが搭載された新作ラジカルの使用感が気になる方は先に下記記事をどうぞ!
プレステージツアー2018 スペック
- 基本重量:305g
- フェイス:99平方インチ
- バランス:320mm
- フレーム厚:21.5mm
- SW:325 (ガット込み)
- フレックス:RA65
- 全長:27inch
- パターン:18/19
- 発売時期:2018年
プレステージツアー2018 インプレ
打球感:マイルド系
プレステージ特有のガシッ!っというホールド感が少なく、パン!っとあっさりした打感。
ヨネックスのようなクリアな打感で雑味が少ないという表現が適切だと思います。
自覚はありませんでしたが、相手の手元でボールがなかなか伸びていたようです。
弾き感:やや強め
ストリングパターンが18×19とかなり細かめ。その甲斐もありフェイス上での撓み感が少なくなるので弾き感が強く感じられます。
フラット系で飛ばすのが気持ちよく、普段薄ラケ使いでテンポの早いテニスをする方に合いそうだなと思いました。
パワーアシストもあるので305gの重量さえクリアできれば、女性競技者の使用もありだと思います。
引掛かり感:控えめ
スピンを多用する私は正直厳しいと思わされたモデルでした。
引掛かり感が控えめな分、軌道を上げづらいので擦ってボールをコントロールすると浅くなりがちです。飛ばそうとするとパワーアシストが邪魔をしてスピンが掛からず抜けてしまう感覚。
平行気味なスイングを意識するとボールの潰れとパワーアシストがちょうどマッチして、良いボールが打てました。
プレステージMPやプロがきついから楽をするためにスイッチという選び方をすると失敗しそうです。
類似・競合モデルとの比較
類似モデル:ブイコア98 2018
ガシッとした打ち応えとクリアな打球感はプレステツアーに類似。
ブイコア98の方が飛ばないため、いい意味で無神経にボールを引っ叩けます。
自分からガンガン打ちたい男性からするとプレステツアーだと飛びすぎを感じると思います。
類似モデル:プレステージプロ 2018
プレステージシリーズで個人的に一番好きなプレステージプロ。プレステツアーより簡単?と思わされました。
フェイス95inch²で重量315gと聞くと躊躇してしまいそうですが、ホールド感と弾き感のバランスが非常に良いのが特徴。
フラットドライブ系でガンガン打ってもいいし、スピンを掛けて相手を押し込むこともし易いです。
わかりやすいラケットなので、プレー中にストレスなく出来るのが強み。
類似モデル:スピードプロ 2018
歴代のプレステシリーズから楽をするためにラケットを換える方に、まずは試して欲しい一本。
簡単なラケットではないですが、歴代のプレステから比べるとわかりやすいパワーアシストを感じられるので、コントロールを損なうことがありません。
ツアーよりもスピードプロを先にどうぞ。
プレステージツアー2018 レビュー
【プレステージツアー2018】歴代プレステ・他の現行プレステと使用感が結構違うプレステージツアー。スピンの掛かりが控えめなため、競技者の多くはパワーアシストが返って邪魔に感じそう。加減がぴったりな方は球威・伸びのあるボールの増産が可能。女性競技者向き?#プレステージツアー pic.twitter.com/aqnIphPcZA
— ぺんてぃ@ラケットラボ (@ak_racket_labo) 2019年5月8日
いい意味で個性的なラケットなので、フラットドライブ~フラット系でガンガン打つ方に使ってほしいと思います。
パワーアシストの感じ方がこのモデルのフィット率に作用し、良い方向に働く方に対してはこれまで以上の球威を授けてくれるラケットです。
スピンを掛ける方には向いていないので、フラット系の男性・女性中級者以上にオススメの1本です。
スペックが似ているtfight305 xtcとの比較をして頂きたいです!
テクニファイバーの開拓が進んでないので検討してみますね!!