スピンモンスターの愛称で知られるウィルソンSラケシリーズ。
国内で正式発売されているバーンの100inch²ベース機種はなんとこのSラケになります。
バーン100SCV初打ちの感想は軽く打っても飛んで深く入るのでストロークが楽で全く疲れない
まだ、ラケットに慣れてないけど使ってる中でも一番のラケットです pic.twitter.com/5rNDhmTLqe— gazelle (@gazelle4869) 2017年1月15日
錦織選手が使用していたバーンの普及モデル版。ストリングパターンを従来の16/19から18/16にすることでスピンが掛けやすくなりました。
バーン100SCV 2017 スペック
- 基本重量:300g
- フェイス:100inch²
- バランス:320mm
- フレーム厚:23-25-24.5mm
- SW:327 (ガット込み)
- フレックス:RA73
- パターン:18/16
- 発売時期 2018年1月
バーン100SCV 2017 インプレ
打球感:マイルド系
RA73と超硬めのフレームに反して、打感はかなりマイルドな印象。
ガットの撓みが大きいのでその分打球感がソフトに感じられます。
1.25mm以下の細めのガットだと頼りない打感だったので、1.30mm以上の太いガットをお勧めします。
弾き感:普通
パワーアシストは強く感じられますが、弾き感は割とシンプル。
ボールは飛びやすいですが手元で捕まえる感覚が強いので、乗せて運ぶフィーリングも得やすいです。
強く振れば収まりが良くなり、ブロック気味だとしっかり飛びます。またバウンド後の伸びも良かったです。
引掛かり感:かなり強め
スピンの掛かり具合以上に、ボールの持ち上げやすさに感動します。
手先でひょいっとさぼっても、満足のいくループ状の軌道で相手コート深くに返球できるのが強み。
回転量よりも軌道の上げやすさがこのラケットの強みでしょう。
類似・競合モデルとの比較
類似モデル:ピュアアエロ2019
バーン100SCVとピュアアエロの回転の掛かり方・フィーリングは全く違います。
ホールド感・引掛かりは強いバーン100SCVに対し、ピュアアエロの方がぐっとシャフトで捉えてむにゅっと回転を掛ける感覚です。
バーン100SCVの方がループボールで逃げるボールが打ちやすい一方で、ピュアアエロの方が構えた時の1発が打ちやすいです。
打感的にはバーン100SCVの方がポピュラーだと思います。
類似モデル:REVO CV3.0 2018
同じくスピン系ラケットのREVO CV3.0。今作のREVOはがっしりとした打ち応えと、ぬるっとした球離れが特徴です。
REVOの方がパワーアシストが控えめで、パワーボールを打つためには鋭いスイングが求められます。
ストリングパターンもやや細かめなので、CV3.0は細いガットとの相性が良いです。
類似モデル:エクストリームプロ 2018
軌道が上がりやすい点がバーン100SCVにそっくりなエクストリームシリーズ。
エクストリームの方がパワフルに飛ぶ分、ガンガンストロークで押し込みたいストローカーにオススメ。
バーン100SCVよりもがっしりとした剛性感が特徴です。
バーン100SCV 2017 レビュー
【バーン100S CV】18×16の特異なストリングパターンが特徴。いわゆるSラケで、スピンが掛かること以上にボールの打ち出し角度が上がるのが特徴。回転を掛ければコートに安定していれることが可能。
他のSラケ以上にエキストリームMPに打ち出し角が似ており、意外と競技志向なフレームと感じました。 pic.twitter.com/5txx5D5AXU— ぺんてぃ@ラケットラボ (@ak_racket_labo) 2019年5月7日
Sラケというと一部競技モデルにはなりきれない中級者ラケットというイメージをお持ちの方もいます。
しかしながら質の高いループボールや、ディフェンスシーンのパワーボールでの切り返しが打ちやすいという点は、競技モデルを凌ぐことも事実です。
ダブルスの雁行陣主体の方、ロングラリーを持ち味とする方のパワーアップに適しているので、試合シーズン前にトライしてはいかがでしょうか?
国内正規品も安くなっているのでお見逃しなく!
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