プリンス人気の立て直しに大きな貢献をしているテキストリーム。
【プリンス】
NEWラケットのカタログが届きました。「テキストリーム」というフォーミラー1にも使われているカーボン素材だそうです。興味がある人はこちらから→http://t.co/L7uIHzIhMv pic.twitter.com/0jiZyJlhkm— ユニークスタイル (@teamuniqstyle) 2014年10月7日
今回のビーストシリーズは第二世代テキストリームと言われ、従来のカーボンにトワロンというケブラー素材を配合。
全体的に前作よりもフレームにカッチリした仕上がり感です!
人気のビースト100のインプレは下記記事をどうぞ!
ビースト98 2018 インプレ
- 基本重量:305g
- フェイス:98inch
- バランス:315mm
- フレーム厚:25-23-21mm
- SW:325 (ガット込み)
- フレックス:RA64
- パターン 16/20
- 発売時期:2018年2月
フレーム厚がトップ側が一番厚くなるラケットは他メーカ品ーにもほとんどない、珍しい設計です。
ビースト98 2018 インプレ
打球感:マイルド系
RA値以上のフレームのカッチリ感により、撓み感を一切感じないクリアなあっさり系の打球感。
ボールを引っ叩くと音が若干曇るだけで、あっさりした打感は変わらず。
スペック以上にシンプルでハードな使用感になっています。
弾き感:控えめ
ビースト98の最もはっきりした特徴が一切のパワーアシストがないという点。
ラウンド形状なので少なからず飛ぶ感覚があるのかなと、軽いノリで使ってみたら全く飛ばせなくて痛い目を見ました(笑)
ボックス形状の薄ラケよりも飛びを抑えている競技者モデルです。
引掛かり感:控えめ
引掛かり感も控えめ。スピンを掛けるよりも、とにかくフラット系でボールをしばき倒す方が鋭いボールを飛ばせます。
もちろんスライスや最低限のスピンコントロールも出来ますが、厚い当たりでガンガン打つ方でないと良さを引き出せないでしょう。
最近使ったラケットの中で最も難しいラケットだなと感じました。
類似・競合モデルとの比較
類似モデル:ラジカルプロ 2019
フレームの厚みの違い以外は、概ねスペックが近似していますが使用感は全く異なるラジカルプロ2019。
ラジカルプロの方がフレックスは硬いのですが、柔らかい打感やホールド感をしっかり感じられる分易しいと感じられます。
擦るスピンも潰すスピンも打ちやすい競技志向のモデルです。
類似モデル:ブイコアプロ97 2018
ビースト98によりもしなり感とホールド感を感じたい方はブイコアプロ97が候補。
ブイコアプロの方が球持ち感があるので、速いテンポの中でも狙い通りのコースに打球できる印象です。
ラケットのしなりを感じて、より攻撃的にプレーしたい方にオススメ。
類似モデル:ツアー95 2018
プリンスの中で1.2を争うツアーモデルという位置づけですが、意外にもパワーアシストが合って使いやすいモデル。
ビースト98よりもツアー95やファントム100XR-Jの方が簡単にボールを飛ばせます。
しなってから戻ってボールをはじき出す感覚があるので、薄ラケ好きにはたまらない打球感です。
まとめ
【ビースト98 2018】プリンス2代目テキストリームによりかっちり感が増した印象。薄ラケの仲間になりますが硬く・しならず・飛ばない超ハードスペック。フラット系でガンガン叩く人にはたまらないですが、一般人には…(笑) 最近使ったラケットの中で一番難しかったです(笑) #ビースト98 pic.twitter.com/ArdhsAVeoo
— ぺんてぃ@ラケットラボ (@ak_racket_labo) 2019年5月8日
競技レベルが高くても、打ちジコリ・スピン系のハードヒッターにはフレームパワーが足りなくなる超ハードスペック。
その分フラット系でボールをコントロールする方も、飛びすぎ感を一切感じずにプレーできます。
自他ともに認めるハードヒッター御用達モデルとしてラケットを振り回したい方にオススメ。