前作より扱いやすくなり、万人ウケするモデルになった『FX500 2023』
意図せず弾いてしまう場面が限りなく減り、打点でしっかりボールを乗せて飛ばせるようになりました
相反する性質の「ホールド感と飛び性能」を両立した、新感覚の黄金スペックです
≪ FX500 2023 ≫
- パワーとコントロールに優れる
- 弾道補正感が強く、暴れづらい
- ピュアドライブと異なる使い心地
ぺんてぃ
一般的な黄金スペックの飛び感とは異なるから、チェックしてみてね!
本記事では「FX500 2023」の使用感と、他モデルとの比較についてまとめてみました!
『FX 2023』シリーズの特徴について読んでない方は、先にこちらをどうぞ!
FX500 2023|インプレ
パワーとコントロールの両立を図り、よりソフトな打球感を実現。
トータルパフォーマンスに優れ、フルスイングの強烈なショットを狙いどおりに打ち込める100平方インチのアスリートモデル。
- マイルドで硬さの少ない打感
- 黄金スペックらしく、良く飛ぶ
- 引掛かり感はそこまで強くない
- スイング軌道でボールを抑え込める
ラケット全体でボールを掴んで飛ばせる『FX500 2023』
特別良い球を打とうとしなくても、綺麗にボールを捉えさえすれば鋭いボールを打ち続けられます
良くも悪くも「常に自分をサポートしてくれる」やさしい使い心地が魅力のモデル
スペック
- フェイス:100inch
- 基本重量:300g
- バランス:320mm
- フレーム厚:23-26-23mm
- SW:321 (ガット込)
- フレックス:RA69
- 全長:27inch
- パターン:16/19
- 発売時期:2023年1月16日
『FX500 2023』の機能についての詳細が興味のある方は、まずこちらから先にどうぞ!
柔らかさ:★★★☆☆
- 黄金スペック系にない柔らかさ
- 早いスイング:標準
- 遅いスイング:やわらかい
中厚ラケットらしからぬ、鋭角感の少ないマイルドな打感
面全体で包み込むソフトな打ち心地は、他ブランドでいうところの「クラッシュ」や「EZONE2022」あたりに似ています
薄ラケのような柔らかさではなく、あくまで「黄金スペックの中で」柔らかいモデルになります
ぺんてぃ
パワー:★★★★★
- 弾かないのに、飛びは良い
- 自分からボールを飛ばす時◎
- 球際のサポートは余計かも
『FX2023』の一番の良さは、自分のスイングに忠実に飛んでくれやすいことです
これまでの中厚系(黄金スペック)と違い、軽く当てた時は飛びすぎず・強く当てると飛んでくれる「わかりやすさ」が非常に良いです
逆に今までの中厚系に慣れすぎていると、弾道補正感がやや邪魔に感じると思います
ぺんてぃ
ピュアドラで綺麗に飛ぶように打つと、FX500だと弾かなずにとばなかったりするんだ!
スピン:★★☆☆☆
- 必要最低限のスピン性能
- コントロールは技術で対応
- スピンに頼らなくとも使いやすい
前提としてスピンはかかるけど、別にそこまでかからなくとも十分使いやすさと思いました
スイングだけでボールを収めやすいからか、さほど回転を掛ける必要性を感じません
一般レベルにおいて、無理に擦る必要性のない『FX』の実用性はかなり高いです
ぺんてぃ
FX500 2023|比較
≪FX500 2023≫ 評価
- 大衆層にウケの良いモデル
- スピンを掛けたい中厚好きは×
- 硬→柔の順でガットを探したい
サポート感が強い『FX500』は、本来「中厚系」が必要だった人にはハマらない可能性もあります
もともと「回転を」武器にしたくて弾くラケットを選んできた方には、ラケットが弾かず勝手に収まるアシスト感が邪魔に感じると思います
新作の『FX500』は厚めに捉えて、押し感で調整したい方にオススメです
ぺんてぃ
FX500 2020(前作)|DUNLOP
前作『FX500』との違い
- 意図しない弾きが減った
- ボールを押せるようになった
- ガット選択の幅も広がった
前作が好きな方には申し訳ないですが、今作『FX500 2023』の方が圧倒的に良いです
打感がソフトになりボールを押せるようになった分、ボールの伸びも安定感も段違いに良くなっています
一般レベルで使う分には、前作ほどストレスがなく非常に使いやすくなっていると断言します
ぺんてぃ
前作が苦手だった方もトライする価値が十分あるよ!
SX300 2022|DUNLOP
ラケットパワー重視なら『FX500』、粘っこいテニスをしたいなら『SX300』
SX300は全体的に飛ばないので、パワーボールでグリグリ押したい場合は飛びのよいガットを選びましょう
「球質より安定感重視」で、ミスを引き出すテニスを軸にしたい方にオススメ
ぺんてぃ
ピュアドライブ2021|BabolaT
「ピュアドライブ2021』の方が弾きがあって、ボールの早さに限らず加速感が感じられます
ただラケットの「硬さ」という点で2021モデルは衝撃感も強く、歴代ピュアドラのように簡単に飛ばせないじれったさもあります
その点『FX500』はソフト感ある打ち心地で、比較的楽にパワーを引き出せるメリットがあります
ぺんてぃ
EZONE100 2022|YONEX
『FX500』との比較本命は、使用感の似ている『EZONE100』
EZONEは相手を差し込ませやすいボールの伸び感があり、FXよりも攻撃力に優れています
完全に好みが分かれそうですが、安心感があってラケットを振りやすいのは『FX』のほうだと思います
EZONEは良くも悪くも「予測しきれない」ところがあるため、球感を維持し続けられる練習量をキープできてないときついかも
ぺんてぃ
FX500 2023|レビュー
『FX500 2023』
硬めのポリを選んでも、確かに柔らかさを感じられた新作FX500!
軌道の補正感が強く、特に低速〜中速のスイング時のコントロールや球の伸びが良かった🐧
早いスイング時は好みが分かれそうで、僕は500ツアーの方が気持ちよく打てたかな←
記事の更新を待っててね👍#ガチ進化宣言 pic.twitter.com/9LhtAI6lOh
— ぺんてぃ (@racket_labo) January 18, 2023
弾きすぎない安心感が、プレーの根幹を落ち着かせてくれる『FX500』
びゅんびゅん振っていくイメージより、ガットをどれだけたわませるかを意識しながらボールの押し加減を調整できると緩急をつけられました
「ピュアドラ」よりも一般向けで、幅広い層に薦めやすい優れたラケットと断言します
ぺんてぃ
特にジュニア・女性が使う分にはストレスなく使いこなせると思う!オススメ!
今めちゃくちゃ気になっているラケットです!
自分はフォア・バックともにスライスも使うのですが、スライス系のノリ感はどうでしょうか?また、ガットを硬→柔の順でと書かれていますが、普段ナイロンマルチを張っている場合はナイロンモノから張ってみた方が良さそうでしょうか?
ナイロンであれば、マルチからで問題ないと思います!
乗り感が強いのでナイロンモノでも気持ちよく使えると思います、
同ダンロップのマルチなら、アイコニックオールで良いかと思います!
スライスのノリ感は十分あります!
コメント失礼します。
普段アエロプロドライブ2010を使用しており、変更考えていてFX500×ポリツアースピン125を使用してみました。ぺんてぃさんの言う通りで、弾いて欲しいときに弾かないと感じました。私の場合はブロックリターンで弾かず、叩きに行く高めのボレーは思ったよりも飛ばないのか、ネットするイメージです。
あとはスピン系のスイングで打ち込むときも硬さがなくわ手ごたえが足りないのか、不安感があります。
やはりアエロプロドライブからだとバボラなどのフレームの硬さがある程度感じられるほうが良いのでしょうか?