【ガット】縦糸と横糸のテンション違い 影響について【ラケットラボ】

この記事のポイント
  • 縦・横のテンション差を解説
  • メリットとデメリット
  • テンション差を採用したいケース

テニスにおいてパフォーマンスを安定させるために気を遣う、張り上げテンション(張力)

一般的には飛びを抑えるためにはテンションを上げ、ホールド感や飛びを強くするためにテンションを下げる傾向があります

しかしテンションを調整する際には、縦横一緒ではなくあえて「縦糸と横糸のテンションに差をつける」調整をする方もいます

ぺんてぃ

体感的には縦横揃える人:差をつける人=6:4くらいのイメージ!

こだわりを持っている方も少なくないよね!

本記事では、縦と横でテンションの差をつけた時にどうなるかについてまとめてみました

【ガット】縦と横のテンション違い

  • そもそも縦糸、横糸とは?
  • 昔と現在の採用背景の違い

縦糸・横糸とは?

縦糸・横糸の概念について知らない方のためにさらっと解説します

テニスラケットは12mほどの1本の糸、もしくは6.5m×2の2本の糸から張り上げられます

原則、縦糸と横糸を区別して順に張り上げられ、下記の図の赤が縦糸、緑が横糸にあたります

テニス 縦糸横糸

テンションを変える効果

  • 硬くする→打球角が抑えられる
  • 緩く張る→上向きに飛ばしやすい

一般的に硬く張る=板、緩く張る=トランポリンを想像し調整しますが、厳密にはこのイメージだけだと正しくありません

というのもガットのテンション差が20ポンド付けたところで、ボールスピードはほぼ変わらない・反発性能は高くならないことが明らかになっています

ではどうしてテンションを変えると飛ぶようになるのかというと、ボールの打球角度が変化するからです

ぺんてぃ

別記事にてまとめるよ!

縦横でテンション差をつける意味

  1. ラケットの変形を抑える
  2. ホールド感を調整できる
  3. ラケットの形を変えられる

テンションの縦横で差をつける事で3点の効果を創出可能です

特にガット張り職人(ストリンガー)目線では1番、選手目線では2番のメリットを目的に使われることが多いです

ラケットの変形を抑える

一般プレイヤーにはあまり知られていない事実ですが、ラケットは普通に変形します

フレームだけの状態に比べて痩せた形状(横糸の圧が強く縦長になる)・フェイスが潰れた横長形状・フェイスの方側だけ潰れて三角形・逆三角形になるものなど様々

あまりに原型から離れた形は著しく飛びが悪くなるので、なるべく原型に近い形に仕上がるように張るのがベターとされています

ぺんてぃ

ショップによっては縦糸だけ希望テンションを聞き、横糸は店主のお任せで張るところもあります

ホールド感の調整が可能

  • 横糸が低い→球離れが遅い
  • 横糸が高い→弾く感覚が強い

”プレイヤー”として知っておきたい効果は「ホールド感の調整」が出来るという点

大体の方が、縦横テンションを変えるというと「横糸を下げる選択肢」がほとんどですが、使用感を追求するのであれば横糸を硬くするのは大いにあり!

ハイブリッドを試すと「横糸がインパクトを支えている」感覚を味わえますが、同じ糸でも横糸のテンションを変えるだけでかなり打感が変わります

MEMO

横糸低い→もっさりした打感

横糸高い→カーンとした打感

故意にフェイス形状を変える

完全に上級者向けのテクニックになりますが、故意にフレーム形状をいじることでスイートスポットや打感を変えることが出来ます

5ポンド程度以上の差をつけたり、張り上げ時に引っ張る場所でテンションを変えたりすることで形をいじれます

しかしフレームが折れる・傷む可能性が高くなるのでお勧めはしません

注意
特に横糸を上げる場合は注意!

ただ51/54等の3ポンド程度の差は全然珍しくないので、少しづつ様子を見て調整しましょう

余談:縦糸・横糸の動き

ぺんてぃ

ストローク時においてはやはり、縦糸の動きが大きい!

擦るスピンショットはこの”スナップバックの程度”が大きく性能に関係するね

40代のモテ課長

硬いテンションよりも柔らかいテンションの方がガットは動きやすい!

ローテンションが流行っているトレンドとしても、このガットの動きやすさという点は目が離せないね

ボールを実際に打球した時のガットの動きを表す動画

ストローク動作時においてボールの弾きには縦糸が積極的に関与しており、横糸はこの縦糸の動きを支える役目を担っていることがわかります

それぞれが独立した役目を持っているため、縦と横糸の硬さを少しでも変えてあげることで大きく使用感が変わってくるのです。

トッププロ:テンション

男子トッププロ

  • R・フェデラー     縦57/横58
  • R・ナダル       縦横55
  • S・ワウリンカ     縦59/横56
  • N・ジョコビッチ 縦57/横58
  • A・マレー    縦横62
  • F・デルポトロ  縦横62
  • 錦織圭       縦41/横39
  • M・ラオニッチ    縦44/横46
  • K・アンダーソン 縦横49

女子トッププロ

  • M・シャラポワ     縦横62
  • S・ウイリアムス     縦横66
  • C・ウォズニアッキ 縦横54
  • U・ブシャール        縦横49
  • S・ハレプ        縦横55/53
  • G・ムグルサ           縦横60

ぺんてぃ

2018年頃のAOのデータだったかな?

トッププロのテンションは流動的だけど、横糸を高くしている選手もちらほらいるね!

シャラポワも以前60-62とかだった気がするし!

テンションの決め方について

使用ラケットの違い、季節の違い、コンディションの違い等、変化する要因が多いテニス競技

そのため流動的なベストマッチテンションをいかに準備し続けるかというのは、テニスプレイヤーにとっても大きなポイントになってきます

もしテンションの決め方について迷っている方がいたら、下記記事をどうぞ

【テニス】ガットのテンションの決め方を徹底解説!年間200張ブロガーに任せろ!!

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【テニス】ガットのテンションどうしてる?あなたの飛びすぎはどこから??

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