- ナダルのセッティングについて
- 過去のこだわりと、現在
- 一般人が考察すべき要素とは
「ラファエル・ナダル選手」の優勝で幕を閉じたAO2022
ケガからのキャリア復帰、勢いのある若手選手との戦い方、自分自身のプレースタイルの変更など、興味深い点が多々あります
そのうえで「個人的」に、最も興味深かったのが「ナダル選手の道具変更」についてでした
ナダル全豪時にストリングのゲージを1.30に下げるhttps://t.co/dapT2CdKMM
— ポップテニス (@poptennis_) February 6, 2022
神経質なイメージがあるからこだわりはありそうだけどさ!ペットボトルの置き方とか細かいし!
陽気なA君
ぺんてぃ
33歳になったナダルだけど、16歳くらいからの約17年間「ほぼ同じ種類」の道具を使い続けているんだよ
陽気なA君
本記事では「ナダルの道具変更」とそこから考えたいポイントについて、まとめてみました
【考察】ナダルの道具変更について
直近のナダルの道具変更は「10年ぶり」です。RPMブラスト135@55ポンドをずっと使ってきました。その前はデュララストですね。
TennisNerd:YouTube動画より
- ガットの「ゲージ」を細くした
- ゲージ変更は初めての試み
- アマチュアの最適ゲージとは
ナダルがストリング変更に求めた要素は「ストリングのパワー(飛び)」
ナダルが使っていた「135ゲージ」のポリエステルストリングは一般プレイヤーはもちろん、トッププロでここまで太いストリングを使用している選手はナダルしかいませんでした
一般的にガットが太くなればなるほど「飛びが悪くなり、コントロールが良くなる(収まりやすい)」という特徴があります
ぺんてぃ
プロも大体125ゲージが多くて、ハードヒッターの男子プロが130ゲージをたまに使うかな?って感じだね
ナダル ガットについて
- 愛着があるのは「135ゲージ」
- GS「20回」優勝時も135ゲージ
- 135ゲージが一番好き
ミスを減らせるメリットはもちろん、ナダル自身が最も愛着があるのは「135ゲージ」に間違いありません
13回の全仏オープン優勝はじめ過去のすべてのタイトルは「135ゲージ」のポリエステルを使った結果でもあります
ぺんてぃ
もしそうなら、ナダルこそ道具を変える必要はなかったと思うよね!
プロのセッティング事情
- テニス競技の高速化
- パワー>コントロールの背景
- BIG4の道具変更
ラリースピードが上がり、以前のようなテンポや戦術でプレーするのが難しくなってきています
それに対応するために「フェイスサイズ」を大きくしたり、「全然違うシリーズ」にラケットごと変えるプロも珍しくありません
こだわりの強い「フェデラー」「マレー」も実績のあるセッティングではなく、パワーのあるモデルに持ち替えているのです
「フェデラー」…フェイスサイズ90→97にUP。テンションも45あたり→57あたりにUP
「マレー」…ずっと使い続けてきたPJのプレステージをやめて、フェイスサイズの大きいモデルに挑戦中
ましてや「貧乏学生」が経済的な理由だけで使っている、飛ばない135ゲージのポリなら尚更だね…
陽気なA君
ぺんてぃ
道具のアップデートについて
- ラケットパワーを考えてるか
- ガット変更を検討出来ているか
- 負けない道具の条件
「道具の変更」に無頓着でいても、アマチュアレベルならそれでも何とかはなります
ただ、何とかなっていても「最適」というわけではありません。「使いやすい」から必ずしも勝ちやすいというわけでもありません
自分がプレーするレベルに合わせて「適切」な道具とは何かを、この機に考えてみてください
よかったら参考にしてみてね!
ぺんてぃ
関連記事
テニスラケット 新製品情報
新製品情報に関する記事はこちら
【徹底比較】黄金スペック ラケット
マレーもpt57aから切り替えてたんですか…!
黒塗りになってるとは思っていましたが、グロメットが相変わらずなので気がつきませんでした
フェイスサイズを上げてるとのことですがいくつか判明しているのでしょうか?
気になりすぎて自分で調べてしまいました笑
他の記事で触れられているプレステージMPLのようなもののようですね