- プレストレッチ を解説
- プレストをすべき人とは?
- 実際の使い方も紹介
「プレストレッチ=延命・飛びの抑制」
錦織圭選手も「フィーリングをそのままに、飛びだけを抑えたい」といった難しい要望を叶えるために「プレストレッチ」を導入した話は知っていますか?
プレストレッチも使えると「ガットの種類を変えずに使用感を微調整できる」ようになります
錦織のツアーファイナルのセッティング
40/38 5本
39/37 1本
38/36 1本メインはプレストレッチ10% pic.twitter.com/FI4TY0rf9v
— よっしー (@Tennis_sy9) November 15, 2018
プレストレッチとは?
「プレストレッチ」の効果
- テンション維持性能を伸ばす効果がある
- 飛びを抑えこみやすくなる
- 打ちだし軌道が低く(まっすぐに)なる
- 種類によってガットの耐久性が上がる
またガット張り店でオーダー出来るものなのかな?
陽気なA君
ぺんてぃ
高価格帯マシンならボタン一つで設定できるから、実績のあるお店なら間違いなく出来るよ!
実際のやり方
- 張り上げテンションを指定
- PRE-STRETCH ボタンで%選択
- おおよそ「10%」が基準
- 張替えスタート
- 張り上げ時は完全に止まってから固定
- ④を繰り返し。いつも通り張る
- 以上
高価格帯マシンであれば、基本的に難しい設定・動きは必要ありません
マシンが「ガットを二度引き」するので、一回一回のストレッチ動作が完全に止まってからクランプで固定することを意識するだけでOKです
設定ボタンがある場合は「最初に設定する以上の追加工程はない」ので、追加加工賃も要らないです
ぺんてぃ
けど「手動式」は倍以上の手間がかかるから実用的ではないんだ←
手動式だと手間がかかる
■ 分銅式は重さを1本ずつ調整必須
→1本張っては重りを付け替える作業が….
■ スプリング式も回す作業が倍に
→分銅式よりマシだけど手間が…
家もマシンや張りに出すところが「手動式」の場合は動きは実用が難しいです
作業時間・量が倍以上になるため「加工賃を倍額請求されても」文句は言えないです(というか断られる)
プレストレッチは「電動式」のみの特権といえます
ぺんてぃ
あとはプレストレッチの良さだけでなく「デメリット」も知っておこう
デメリットとは?
- ガットの弾力がある程度損なわれる
- 打感が若干硬くなる
- 飛びが抑えられる=飛ばない
- 力みやすい原因になる可能性
ガットの二度引きにより、材質自体が硬くなることを知っておいてください
特別現状のセッティングに不満がない場合は、プレストレッチを実施せずに張り上げるのが無難と言えます
「だいたいの使い心地はいいけど…もう少し」の場面で試すのが一般的です
ぺんてぃ
こんなガットはプレストレッチした方がいい、なんて情報は別記事にてまとめるね!
プレストレッチをするなら
陽気なA君
ぺんてぃ
例えば僕はRPMブラストを使う場合「季節や気温に合わせて」プレストして、使いやすいと感じたよ!
- 張りたての打感が嫌いな方
- 数回使ったガットが好きな方
- テンション維持を良くしたい方
- 硬さそのままで飛びを抑えたい方
- 打ちだし軌道が低くしたい方
- 先切れ防止を望む方
”無料で”使いごこちを調整できる「プレストレッチ」は個人的にはオススメです
賞味期限を延ばすだけでなく、微妙に使いづらかったガットが使いやすくなる可能性まで秘めています
いたずらにテンション調整をするのではなく、プレストレッチも選択肢に入れてみてください
僕のテンション設定と感覚を謎に共有しとく※ピュアドラ2021にポリ125
〜10°C …42P 2日前に張ってちょうど良い。1日使うとやや緩い。2週間が限界
〜14°C …42Pちょうどいい。1日使うと緩い。1週間が限界
〜20°C…42P+プレストレッチ10%の張りたてが完璧。2日使用が限界
この時期ムズいよね←
— ぺんてぃ (@racket_labo) March 25, 2022