O3ばかりの展開からガラッとモデルが変わったテキストリーム。
前作のツアープロ95XRは好評の嵐で、ヘビーユーザーを量産。
【ツアープロ95XR】プリンスのテキストリーム1作目のベース機種。捩れる感覚なく撓んで戻ってはじき出すパワーは、もはや薄ラケではありません(笑)
振れるとめっちゃ飛びますが、当てるとそれなり。クラッシュのしなりと似てる気もします #ツアープロ95XR pic.twitter.com/xLjoM9aBoq— ぺんてぃ@ラケットラボ (@ak_racket_labo) 2019年5月9日
今作はトワロンという防弾チョッキにも使われる、頑丈なケブラー系素材をフレームに配合。
デザイン上の変化は控えめですが、確実に進化したと感じられる仕上がりになっています。
ツアー95 2018 スペック
- フェイス:95inch
- 基本重量:310g
- バランス:310mm
- フレーム厚:22-22-20mm
- SW:325 (ガット込み)
- フレックス:RA64
- パターン:16/19
ツアー95 2018 インプレ詳細
打球感:ガッシリ系
前作のツアープロ95XRの弾き感そのまま、ややかっちりした印象。
スペック的にも大きな変更はなく、打感も違和感を感じない変化になっています
フレームでガッシリ捉えた後、ギューンと飛ぶ打感はやみつきになる方が多そうです。
弾き感:やや強め
厳しいかなと遠慮してしまいそうなスペックですが、意外にもしっかり飛ぶので心配いりません。
従来の薄ラケユーザーは元より、タッチが合えば中厚ユーザーでも行けそうなパワーアシストがあります。
当てれば飛ぶと言えるほど簡単なラケットではありませんが、振れる方からすれば楽なラケットだなと感じられると思います。
引掛かり感:やや強め
前作のツアープロ95XRはボールの伸びが凄く感じられるのですが、その伸びにスピン性能が追加という表現でぴったり。
同じように使えて、同じように打てるのに勢いそのままで何故か球の収まりが良くなった感覚。
前作の完全上位互換のような印象を持ちました。
類似・競合モデルとの比較
類似モデル:クラッシュ100ツアー 2019
ツアー95のしなり感・打感はクラッシュの打感に似ています。
しなった後、捩れずにそのまま戻ってボールをはじき出してくれるイメージ。
パワーアシストはクラッシュシリーズの方が強いので、自分の筋力で選択するといいと思います。
類似モデル:レグナ98 2019
上質なカーボンのしなり・復元力はレグナ98とガチンコ勝負。
打感の雑味・しなやかさはレグナの方が優れており、ボールの潰し感・引掛かり感はツアー95の方が良いです。
どちらもフラットドライブ系で気持ちよく打ち込んでいける競技志向のラケットです。
類似モデル:ブレード 98CV 2017
ツアー95よりもトップヘビーで硬さが感じられるブレード98CV。
ツアー95の方がガッシリしなって戻る感覚、ブレードはシャフトでボールを喰いつかせる感じがあります。
どちらも薄ラケの割にパワーを引き出せるラケットなので、ラケットヘッドを回して打ちたい方はブレードをどうぞ。
ツアー95 2018 レビュー
【ツアー95 2018】プリンスのツアープロ100XRにトワロンを配合させ、フレームの剛性感を向上。スペックの変更がないので、堅実なモデルチェンジになっています。
打感は影響がない程度にややかっちりし、使用感そのままスピンが掛かりやすくなった完全上位互換の印象 #ツアー95 pic.twitter.com/yKsxOsJFVD— ぺんてぃ@ラケットラボ (@ak_racket_labo) 2019年5月9日
変な挙動が少なく、堅実にとらえしっかりコントロール出来るツアー95。
厳しそうなスペックの割に、鋭くボールを弾いてくれるので薄ラケの安心感と楽さを兼ね備えたモデル。
普段のショットにもう少しパワーが加わってくれればというベースラインプレイヤーにオススメの1本!