テニスラケットが合っているかどうかは試合の勝敗に直結する重要ポイント
18歳までと限られたジュニア期間、ひたすら練習とトレーニングすれば、格上に勝てると思ってない?
週に数回と限られた練習しか出来ない社会人が、合ってるか間違ってるかわからない練習内容を工夫するだけで勝てるようになると思う?
近道はない!けど自分が遠回りしている可能性は考えた方がいいよ!— ぺんてぃ@ラケットラボ (@ak_racket_labo) October 7, 2019
合わないラケットを避けるべき理由については、以下の記事で解説しました
本記事では自分に合ったラケットを使えているかどうかを知るための、自覚症状についてまとめてみました!
自分に合わないラケットの特徴
- 力を入れないと打ち負ける気がする
- ボールを打つことによく意識が向く
- タッチショットが上手くいかない
ぺんてぃ
その上で合わないラケットの使用は上達の妨げ・競技力の低下に直結します
逆に言うと頻繁に練習していて、上手くいかないことが多い方はラケットに原因があることを疑っても良いと思います!
力みすぎの方の自覚症状
- 球際のボールが深く飛ばせない
- 相手のボールがよく重いと感じる
- 力を入れた時の方が球が飛ぶ
薄くて重いラケットを使っているがスイングパワーが足りていない方、対戦相手のボールに対して適切な重量のラケットを使えていない方が陥りがちな「スイングの力み」
テニスにおいてボールを飛ばすのに必要な要素は、スイングスピードとフレーム重量(スイングウェイト)の2つ。どんなに力を込めたところで、スイングが止まっていたらボールは前に飛ばせません。
結果的にパワーを発揮するために筋力は必要になりますが、その筋収縮時に力みがあるとほとんどの場合で鋭いスイングを実現させられないのです
メモ
フェデラー程ゆるゆるスイングするのはかなり難しめ
しかしながら力みは全く必要がないことがよくわかります[/memo]
ボールを打つことに意識が向く
- 距離感の調整をしながら打つ
- 毎ショットスピン量の調整が必要
- 無意識に打つとネットしがち
意識が自分自身の内側に行きやすいラケットも、自分に合わないラケットを使っているときの最たる例
テニスは陸上や水泳と違って、自己発揮にのみ注力すれば試合結果が付いてくる競技ではありません。むしろ自分の調子が悪くても、相手の嫌がる配球や組立をできるプレイヤーの方が堅実に結果を残せます
つまり自分自身と戦う状況を作るよりも、相手のプレーや動き、ポイント展開や環境に気を配ってプレーできる状態を作る必要があります
タッチショットの成功率
- 筋収縮→筋弛緩のショット
- 力を抜くのは難しい
- 合わないラケットは成功率を下げる
テニス競技に限らず、筋肉をリラックスさせる行動は力を入れる以上に難しい事がわかっています
というのも力を抜くという行為は、ただ単に力の出力量を調整するのではなく、動作に作用する筋肉の動きを制止するために拮抗筋と呼ばれる別の筋肉を同時に作用させて力を抜きます
要するに力を入れる以上の筋活動を強いられるため、リラックスした動作が用いられるタッチショットはテニス競技の中で最も難しいショットのひとつです
力の出力量を上げていくストロークでさえ難しいと感じさせるテニスラケットにおいて、タッチショットの難度を更に上げることは言うまでもないでしょう
メモ
ショートラリーが難しく感じる、ストロークは良いけどボレー・スライスは苦手、なんて場合もラケット・ストリングセッティングを見直しましょう[/memo]
合うテニスラケットを見つける
- 試打は自分のガットで使う
- 合わない時の自覚症状に気を付ける
- 相手に球質の確認を取る
ぺんてぃ
これするくらいなら何も試さず買う→自分のガットで使ってみる→合わなかったらすぐ売る→新しいラケットを試すのサイクルを回した方が確実
また自覚症状を確認した上で、最終確認としてヒッティングしてくれた相手方に球質の感想を求めると尚良いです!
自分にぴったり合うテニスラケット・ストリングセッティングをぴたりと見つけるのはかなり難しいです。
だからこそ自分に合わないラケットをいかに見つけ・避けるかということが自衛するためにとても大切です
ぺんてぃ
電車でショップに向かうのとほぼ同額の金額で借りられる、レンタルサービスを積極利用するのも効果的!