ガットの張替え頻度がわからない!?
最近多くのフォロワーさんの張替え事情を耳にし、自分の感覚と世間の認識、そしてテニス界の常識()のそれぞれをすり合わせる必要があるなと感じました
プロの張り替え期間が特別早くない例は、アルパワーのテンション維持が低くない証明にはならん気がする。
もし証明するなら、4Gやポリプラズマ、ハイパーGあたり同じ人がそれぞれ2種張る。
その後使用せず測定組と、使用して測定組に分けて打感と測定器による評価。
うーん、めっちゃ面白そうwやるかw https://t.co/QRzzHALjn1— ぺんてぃ@ラケットラボ (@ak_racket_labo) November 29, 2019
特に自分が感じたのは以下の3点
- 張替え頻度に関する内容
- 張る人の価値と重要性
- ポリ?ナイロン?選ぶべき材質
競技レベル、プレー頻度、そして年齢等を複合的に考えなければならない中、昔の知識が無駄に幅を聞かせ続けているように感じます
ぺんてぃ
それを踏まえてガットの張替えに対して考察していくよ!
本記事ではガットの張替えについてまとめてみました
3か月毎に張り替えるべき??
- 年4回以上の大会参加者は必須
- 耐久性より性能維持を重視
- ポリを避けるのが無難
メモ
張替え回数を増やすべきかで悩む方は、自分のキャパ以上にガットが切れていない証拠!
ナイロンやナチュラルから好きなものを見つけるのがオススメ![/memo]
そもそもガットは消耗品
予め言っておきたいことは、ガットは消耗品で劣化するということ
もちろんガットさえ通してあればテニスは出来ますが、劣化したガットは弾力が無くなり球足やコントロールに悪影響します
勝負にこだわりたいのであれば出来るだけフレッシュな状態で使ってあげれるのがベスト
ぺんてぃ
大会出場回数から選択
”日本には四季があって季節ごとに張替えを~”なんてフレーズは誰しもが聞いたことがあると思います
しかし季節の節目に張り替えてから2か月後に試合、なんて場合にはほとんど意味がありません
早くとも試合に出る2.3週間前に張り替えて臨む状態でなければ、試合中に新鮮なガットのメリットを感じられないと思って良いです
× 季節ごとに張替→4回
〇 試合前に張替→4回(年会4大会の場合)
張替え回数は一緒だけどタイミングを意識しよう
張りたてが苦手な場合
魔性のWさん
これが苦手だからつい、張り替えるのが億劫なんだよね~…
出来ればフレッシュなガットが気持ちよいと思える感覚に戻してほしいけど、張りたての打感を緩和する方法はあるよ!
ぺんてぃ
- テンションを落として張る
- プレストレッチを依頼する
- ガット面を足で踏んで伸ばす
張り替える前よりもガットにコシがあり、これが苦手と言う方は一定層います
この感覚を緩和するためにはガットを故意に伸ばすという行為で解決を図ることが出来ます
特に3は緊急手段的な側面があるので、出来るだけテンション調整で感覚に近づけることが重要です
メモ
プレストレッチとは??
指定テンションの105%~120%程度の力で一度ガットを伸ばしてから、指定テンションで張るストリンギング方法
アマチュアレベルでショップに指定する人は殆どいますが、プロの世界では当たり前のように指定しています
ガットの緩み解消や張りたての打感緩和、そして飛びを抑えるのにも実は効果的[/memo]
ガットは性能維持で選べ!?
- 切れない=耐久性の概念は古い
- 性能維持でこだわるべきポイント
- 性能維持が良い物は硬めの傾向
ぺんてぃ
ガットが切れる前に、腕切れるよ??(笑)
耐久性の概念が変わった!?
ナイロンが全盛だった~2000年頃は、バンバンガットが切れるのでとにかく「耐久性=切れない」というのが共通認識
しかしポリプラズマ等の伸びづらいポリエステルが生まれてから「テンション維持」というパワーワードが生まれました
今では切断耐久・性能維持の2種類の表現で耐久性を判断するのが主流です
性能維持でこだわるべき2点
- テンションが緩まないか
- 打感が変わりづらいか
経年劣化による飛び・スピンの掛かりへの影響はテンションの緩みを管理出来れば抑えることが出来ると考えています
一方で直接的なフィーリングはもちろん、精神面への安定を求めるために打感の変わりづらさを重視する傾向も強め
最近流行りのパスパス系ポリが人気なのは、打感が元からパスパスしていて緩んでも打感が変わりづらいからだと思います
切れない人にポリは高級品??
- ポリは性能維持悪い
- 切れる人は見えない得をしている
- ポリユーザーは月一張替推奨
ぺんてぃ
結論から言うと、年に4回も張り替えない方はポリ使うと逆にコスパ悪いよ!!
ポリは性能維持悪い
- ポリ最高ランク群は全ガット平均並
- ナイロンとナチュラルは互角
市場がポリを求めているため、次から次へとポリばかり新製品が出ます
その都度”テンション維持○○%改善!!”と進化し続けてきてもまだ、ナイロン・ナチュラルに勝てそうにありません
ガットをよく切る人の利点
[st-kaiwa3]ポリなのにまたガット切れたよ~、バイトしてるからいいけど勘弁してよ~[/say]ぺんてぃ
ガットをよく切る人は「経済面」で苦しむ方が多いですが、そのデメリットの裏側でポリの性能維持の悪さを克服しています
本当にポリのおいしいところだけを感じ続けて使いたいなら、10時間程使用したら切れるようなサイクルを回す必要性有
ガット張替とコスト
結局のところポリの良いところを存分に味わい続けたいなら、現状ガットを張り替えるのが最も有効な手立てです
逆に張替えが出来ないとポリ特有の雑振動や、飛ばなさからくる無理なフォームでの打球によってケガのリスクも抱えます
ポリを使用するなら最低でも1か月程度での張替えを覚悟しないと、最終的に通院費等で高くつく恐れも
ぺんてぃ
テニスガット 張り替え まとめ
- 試合参加数×1回/年 張替推奨
- 性能維持にこだわれ
- ポリは高くつくことも
貧乏学生や一張いくらに抑えたいプレイヤー向けのガット選び記事書いてます😂
テニス用品の面白いところは、高ければ高いほど良いわけではないというところ。
けど高いものには高いだけの妥当な理由もあるんですね!
年間200張した僕が、完全な個人目線で区分をぶった切ってしまおうという事です😂😂 pic.twitter.com/yvjFvs7Z83— ぺんてぃ@ラケットラボ (@ak_racket_labo) November 16, 2019
ガットの張り替えは必要経費とわかっていても、やっぱり高いなと感じてしまうもの
しかしテニスストリングにおいては高ければ高いなりの理由もあるわけです
だからこそ何を選んだら、Q.C.D(品質・価格・納期)の面で自分を最も満足させられるかを考えてモノを選んでいきましょう!
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