ラケット購入時に重さについてこだわる方が多い昨今
しかしながらガットやグリップに関する重量まで測定して管理されている方は稀なように思います
本記事ではガットを始め、グリップテープや振動止、グリップバンド等でどのくらい重量が変わるのかまとめてみました
【要約】ストリング・備品の重量
- ガット重量は18g前後
- 振動止め重量は2~4g程度
- グリップテープ重量は5g~6g前後
ぺんてぃ
フル装備後の重量は+20g程度の増加の見込み!
但しそこから剥がしたビニール2g分を引くことを忘れずに!
テニスストリングの重さ
ポリストリング:18g程度
ピュアドライブVSはフェイス98inch²の16×19パターンのラケット
これに1.25ゲージのポリストリング(今回はアルパワー)を張ると17g増加
※ビニールを剥がしたため振動止で調節
一般的なフェイス100inch²のラケットだと18g~19g程度になる見込みで、フェイスが小さくなればなるほど軽くなります
またストリングパターンが18×20のものだと更に+2g程度加算されます
ナイロンストリング:14g程度
ナイロンストリングはポリよりも比重が若干軽いです
またガット自体も張るときにかなり伸ばされて張られるため、使用するガット本体が少なくなります
1.25ゲージを基準にすると、3~4g程度ポリガットよりも軽くなります
ナチュラルストリング:18g程度
一方でナチュラルは天然素材でポリよりも高い比重を持ちます
しかしながら張る際にナイロン同様ストレッチされながら張りあがるため使用部分が減ります
結果ポリ同等分程度の重さになります
振動止や備品の重さ
振動止の重量は2~4g
小型の消しゴムタイプのほとんどが2g程度
しかしながらバボラの人気の振動止のコアパーツを入れるタイプは、セットで4g程度になります
ウィンザーの無料振動止は3g程度とモデルによって結構ばらつきます
もちろんワーム型の細長い振動止はもっと重くなります(記憶だと6g位だった…?)
グリップバンド:2~3g
メーカーによって付属の有無が異なるグリップバンド
ヨネックス・バボラ・ダンロップ・プリンス・ブリヂストンは標準装備されていますが、ウイルソン・ヘッドあたりは付いていません
グリップバンドはグリップが剥がれないように固定するためについていますが、テープできっちり貼れるので正直不要なアイテムなのかなと思います
そのためグリップを固定するために、というよりは手元の重量調整に使うといいでしょう
ぺんてぃ
結構使用感が変わるので要注意!
僕は外して使う方が軌道を上げやすくなって好き!
グリップテープ:5g程度
グリップテープの重さは長さと、厚みがポイントになってきますが比重が軽いのでほとんどが5gで収まります
使い込めば使い込むほど汚れや汗が付着して、1g程度重くなることも確認済み
グリップテープは厚みやフィット感を変えるだけでなく、知らず知らず5g分手元重量を増やしていたという事実は知っておいて損はないです
一般プレイヤーは総重量330gあれば十分!
ぺたぺた鉛を貼って360g位のラケットを使っているスクール中級レベルの方もちらほら
確かに重量を増やせば簡単にボールを飛ばせるし、打ち負ける感覚を減らすことが出来るのでメリットを感じやすい一面があります
しかしながらそのわかりやすいメリットの裏で、スイングスピードが遅くなっていたりインパクト面が雑になっていたり見えないデメリットを抱えています
選手活動をされている方を除き、月1レベルで草トーに出る位の方であれば330g位までの別のモデルに持ち替えた方が良い結果を埋めると思います
重量にこだわるのは大事ですが、重くしすぎないように注意しましょう