好みのテニスラケットに出会う上で、最もおろそかにされやすいのがこのグロメット。
ラケットのスペックに目が行きがちですが、グロメットはフレームとガットを繋ぐ大事な役割を担っています。
グロメットの真の役割についてまとめてみました。
グロメットの役割とは?
保護材的な役割
一般的なグロメットの役割は、ストリングとフレーム同士の干渉による消耗防止、地面にラケットを擦ることによる破損の防止等、保護材的な性質だと認識されています。
ラケットヘッド部のバンパーグロメットがなければラケットトップを直にすり減らしてしまいすぐに壊れてしまうでしょう。
打球感を調整する役割
意外と認識されていないのがこの打球感を調節する機能であるという点です。最近各メーカーがこぞってスロートトップ部のグロメットに改良を加えています。
通常のグロメットより雑味がなくなり、振動止を付けているようなソフトな打感に近づきます。
スピン性能を高める役割
スピングロメット!
そう言い切れるくらいこのグロメットは効果を感じる事が出来ますよ!!これなら勝手にスピンがかかる!#ヘッド#エクストリームプロ#スピンラケット#テニス#福井#グランチャ pic.twitter.com/hyCBtEPsez
— 八杉竜生:テニスと中敷のお店 グランチャ (@grancha_tencho) 2018年11月22日
ガットとフレームの間に存在するグロメットがピストン機能を持つことにより、ボールを噛む性能が高まります。
ボールを噛む感覚が強くなることで、ホールド時間も長く感じられ鋭くボールを弾くようになります。
グロメット開拓の第一人者はバボラで、ウーファーと呼ばれるグロメットの虜になった人は少なくありません。(私もそんな一人です)
グロメットを意識したラケットの選び方
振動・雑味の有無で選ぶ
振動止無しの「バイーン」という打球感が一番心地よく打球できる人もいれば、スティックタイプの振動止を使って「コンっ」という打感にしたほうがテンポよく打球できる人もいます。グロメットでも同様のことが言えます。
雑味の少ない打球感が好きな方はグロメットに力を入れたモデルを選びましょう。
逆に打球時の情報を手元にいくらか残したい方は、何も加工されていないモデルが良いと思います。
雑味の少ないテニスラケット 例
ハッキリした打感のテニスラケット 例
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