久しぶりに縦横単張りでナイロンを試してみました。ハイブリッドを除くと約10年ぶりです。
スペースがない壁を相手に壁打ちするの難しくて楽しい!コンチメインの壁打ちも悪くない👍
そしてピュアドラVS打ちやすくて感動してる😂昔のバボラっぽい食いつき感とスピードがあるのに、飛びすぎない感じがヤバイ!+5本欲しい(笑)
あと10年ぶりくらいにヨネックスのグリップを使った!(貰い物) pic.twitter.com/OjaLl383EK— ぺんてぃ@ラケットラボ (@ak_racket_labo) 2019年4月23日
AKプロCXはナイロン素材に高耐久を持つアラミド系素材(ケブラー)を加えたストリングです。
そのため従来のナイロンとポリの間という立ち位置。
本記事ではAKプロCXの使い心地とポリストリングとの比較という2つの観点でまとめてみました!
AKプロCX16 インプレ
反発性能★★★★☆
ミチっと捉えた後にギュンと飛ぶはっきりした反発性能。素直に気持ちいいと思いました。
ナイロンらしからぬ打ち応えのあるホールド感が際立ち、飛びすぎ感もありませんでした。
ボレーやスライスなどの面に乗せたいショットについてはポリより打ちやすいです。一瞬乗ってから弾く感覚は個人的には好みでした。
スピン性能★★☆☆☆
ポリとナイロンの大きな差のひとつはスピン性能。材質差という点で正直ポリのスピン性能には劣ります。
AKプロCXはしっかり感があるので打ち負ける感覚はありませんが、ナイロンガット故にポリのように擦りながらボールを潰せない点でマイナス。
学生やストロークでスピンを武器にする選手はポリの方が向いていますが、フラットドライブ系やスライスを多用するプレイヤーにはメリットは大きいです。
テンション維持★★★★★
ポリの伸びに慣れていると全く緩んだ気がしません。打ち応えも続く優秀なナイロンだと思います。
ガットを切った際にも、弾性が衰えておらずしなやかさを保っています。これを考えると性能維持としても申し分ないでしょう。
打感と性能維持も高いのでAKプロを使ったハイブリットも良さそうだなと思いました。
ちなみに耐久性はベースストリングのAKプロに対して、CX16で58%、CX17で83%増とのこと。超頑丈。
類似・競合モデルとの比較
類似モデル:AKプロ16
かっちり感がある硬い打球感のCXシリーズに対し、AKプロはノリ感と柔らかさが特徴。
相手の球に打ち負けないしっかり感はAKプロCX16の方が上手ですが、乗る感覚はAKプロの方が強め。
ナイロンで頻繁にガットが切れない方はCXよりもAKプロの方がおすすめ。
比較モデル:アルパワー
爽快な弾き感と特徴的なホールド感が人気のアルパワー。
ポリとナイロンはやっぱり全然違うなと比べてみると改めて思います。
ポリ特有の攻撃力と特徴的な打感を味わいたければアルパワーをどうぞ。
類似モデル:TCSラフ130
ポリとナイロンの間の位置づけのTCSラフ。鋭角感のない打感は似通う所があります。
AKプロCXの方が弾く感覚、ホールド感が強いです。TCSラフはAKプロCXよりもスイングで抑え込める感覚があります。
耐久性は明らかにTCSラフの方が良いので、ナイロンの消費が早い方はまずはポリエチレンを試しましょう。
AKプロCX まとめ
ポリエステルにはないホールド感と、爽快な弾き感はナイロンの大きな武器。
特にAKプロCXはしっかりとした球持ち感が人気で、楽天での売り上げもNo.1を誇っています。
がんがん打つ学生や、社会人プレイヤーを除くとポリよりも確実にAKプロCXを使った方がパフォーマンスは上がるでしょう。
同年代のジュニアより強く、一つでも多くレディース大会で勝ち上がりたい、そんなプレイヤーの味方になる存在です。