トッププロの多くが愛用するハイブリッドストリング
ハイブリッドを使用するATPランカーの7割が横ポリで組み合わせているそうです。
#テニス
ハイブリッドは、縦シープ、つまりフェデラー張りが7割、やはり多数派だ。
私的には、横シープにするくらいならポリ一本張りでいいじゃん、と思う。
Inside the Stringing Room at ATP BB&T Atlanta Open — VLOG #602 https://t.co/Yc0mWxH3xK @YouTubeさんから— 横山 (@Edberg88) 2018年8月2日
横ポリにした時の使用感と、縦ポリとの違いについてまとめてみました。
ハイブリッド 横ポリの特徴
弾き感が前面にでる打球感
打球音は高音気味、打感はギュンと弾くのが特徴。
ポリのみ、縦ポリにした場合よりもボールの飛びは良く、球離れが速いです。
ナイロンの飛びすぎをポリが若干抑えてくれる感覚もあります。
球乗り感も強い
弾きと球乗り感は両立しないように感じますが、なぜか横ポリの際には心地よい球乗り感を感じます。
ボソッとした打感ではなく、ギュっとボールを捕まえる打感です。
速いスイング時よりも、コンパクトに当てるショットの際に掴む感覚が強く出ます。この点は振れば振るほどボールを掴むポリ単独の場合との大きな違いです。
タッチショットが打ち易すぎる
前述したスイングスピードが遅いショットの最たる例が、ボレーです。
ボールを乗せつつもしっかり飛ばせるので、ポリ単独よりも明らかにボレーのミスが抑えられます。
ダブルスのファーストボレーが特に打ちやすく、コースの打ち分けから深さをピンポイントにコントロール出来る感覚を得られます。
ハイブリット 縦ポリとの違い
ハイブリッドの使用感は、メインの特徴が強く出て、クロスの特徴が味付けになる。といった解説が一般的です。
しかしながら縦横を逆さにするだけでも全ったく違うガットになると感じています。
もちろんガット自体をそっくり変えるよりも変化の差は少ないですが、それでも似ているとは言えないくらい違いがあります。
打球感が全然違う
まず大きく打感が異なります。縦ポリの場合はホールド感が強く出ます。これはボールが乗るというより受け止めるという感覚に近いです。
一方の横ポリは点でガットが凹み、乗っている感覚を強く感じられます。
縦ポリはボスっとした打感、横ポリはカーンとした打感です。
横ポリは飛びの良さが持続する
またボールの飛びという面でも異なります。横ポリは張り上げ後から切れるまで終始球離れが良いです。
一方の縦ポリは張り上げ直後、縦糸と横糸の両方でボールを飛ばすパワフルな飛び感があります。その後だんだんと飛びが悪くなりホールド感が強くなっていきます。
横ポリの耐久性は低い
耐久性は縦糸の硬さとある程度の相関があります。一般的にガットは縦糸が切れるケースが多いので、縦糸が頑丈であればあるほど切れづらいと言えます。
硬い縦糸に柔らかい横糸を合わせる縦ポリのハイブリッドは、メインがとても切れづらくなります。そのためポリ×ポリよりも耐久性が良くなるというケースも少なくありません。
一方で横ポリは柔らかい縦糸を硬い横糸で削ることになります。体感値ですがポリ×ポリの半分程度の耐久性と感じます。
横ポリが合いそうなプレイヤー
- ボレーを多用する方、オールラウンダー
- 球足よりもボールの伸びを武器にしたい方
- 月に1~2回張り替えが出来る方
速いストロークで仕掛けてポイントを取るプレイヤーならば、ポリ単張りの方が安定感があると思います。
一方で、カウンター気味にじっくりラリーするのを好む方、ダブルスをメインとされる方であれば横ポリのメリットをフルに生かせると思います。
またポリ単張りよりもガットが切れる頻度も高くなるので、ポリ単張りで1週間以上持つ方でないと経済的に苦しくなるかもしれません。
ハイブリッドを初めて試す方は、縦ポリよりも横ポリの方がメリットを感じられると思います。
1800円程度から試すことが出来るので、シーズン本番前に横ポリに挑戦してみてはいかがでしょうか?
この記事を拝見して横ポリを試してみたところ凄い良かったので、次は縦ポリ横ポリのゲージ違いやポリポリのハイブリッドにも挑戦してみようと思ったのですがゲージ違いやポリブリッドについても今後検証して頂くことは可能でしょうか?
横ポリあって良かったです(^^)
僕のスイングや球種も関係あると思いますが、どうも縦ポリのメリットが感じられなくて…
ポリポリについても扱おうと思ってます!
今はラケットや単張ストリングのアップが優先にはなってしまいますが、チャレンジしていきます!
よろしくお願いします!
横ポリ、縦ポリでどちらがスピン掛りやすいでしょうか?